家づくりこぼれ話!

こんにちは 

建物と土地とお金のプロ菅原です。

古代人の時間感覚

古代人の時間感覚は、

忙しく生きている現代人とは

大きく異なるものだったのでは

ないでしょうか。

たとえば、

満天の星を眺めても、

私たちとは違う

見え方をしていたのです。

なによりも、

古代人は天体を眺めることで

時間の経過を感じ取って

生活していました。

古代人は、

星空や太陽の動き、

月の満ち欠けなどを、

ゆっくり、

長い時間をかけて

観察していたはずです。

地球が自転している以上、

北極星を中心に、

すべての天体はぐるぐると

廻るのですが、

そんな自転の動きを差し引いて、

太陽や月をはじめ、

特殊な動きをする星を

見つけていたのです。

その時間の感覚は、

そのまま距離の感覚にも

適用されます。

徒歩や動物の背に乗って

移動する範囲内の活動を

していた古代人にとって

「近い」と感じる距離と、

現代人が

「近い」と感じる距離には、

考え方によっては大差がないのです。

たとえば、

ゆっくり時間が流れている

古代人の時間感覚で、

歩いて1時間かかる距離は

近いものです。

さまざまな移動手段を

手に入れた現代人が、

自動車や自転車を使って

10分程度の距離なら

近いと感じます。

狩猟採集に

1日を費やすのであれば、

たとえ30~40Kmあったとしても

普通に近場の狩場として往復します。

現代人が歩けば間違いなく

「遠い」と感じる距離です。

さらに、

私たちが飛行機や新幹線を使って

日帰り出張をするよりも

近いと感じていたことでしょう。

慌ただしく取って返した旅は、

どうしても遠くまで行った

という感覚になります。

せっかく効率を高めるために

多くの道具を発明してきたのですが、

心の時間を縮めてしまうと、

効能は変わらなくなりかねません。

ゆっくりとした時間の過ごし方を

失わないようにしないと、

エネルギーの浪費を

招いているだけになって

しまいそうです。

本日はこれまでです。

おうちのはなしからでした

では、では。

「家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする」

私の使命です。