家づくりこぼれ話!
こんにちは 建物と土地のプロ菅原です。
家は第2の森
森から我が家になるまで
木材が森から我が家に届くまでの始まりは、
山の伐採現場にあります。
多くの樹木は、
山深いきれいな大気を吸って生長しています。
お結びを包む経木や曲げわっぱなど、
昔から日本では植物を包む衛生的なものにも
木材が使われてきました。
日本の伐採の場所は
おおきな機械の入り込む余地は少なく、
今でもキコリの手によって伐採されています。
時期は木材の成長が少ない時を狙うため、
主に、冬です。
キコリは最初に、
倒したい方向の幹に
チエーンソーで切り込みを入れて受け口とし、
反対側からクサビを打ち込み倒します。
倒す方向は、
樹木に傷をつけないように山側か平らな方向です。
伐採された木は、搬出を容易にするためにも、
山の中で枝打ちを行い、長さが揃えられます。
この長さをそろえる工程を玉切りといいます。
玉切りの長さは、
この後にどのような製材加工人になるかによって決まります。
一般的な玉切りは4m、通し柱用の6m、
合板などの面材用の玉切りは2mの長さで切られます。
玉切の後に搬出され、
市場を経て製材所では最初に皮むきが行われます。
皮をむくことによって虫が付きにくく
保存ができるようになります。
皮むきを終えた材は、
上下が揃えられます。
住宅として完成した時に
逆さ柱とならないように、
樹木の元口と末口を
この段階で確認しています。
次の製材工程では、
円形の断面である木材の端が
落とされて角材になります。
そして材の質を見定め、
木材の用途が決まります。
この時に出る
切り屑や切れ端の材のほとんどは
回収されて燃料として使われます。
木材の耐久性や強度を高めるためには
何よりも乾燥が大切です。
昔は丸太のまま長く寝かせることで
乾燥を行いました。
今では、人工乾燥の技術も進み流通しています。
木材の耐久性や強度を高めるためには
何よりも乾燥が大切です。
乾燥の次の工程では、
アナライザーという機械を使い、
叩いた音で1本1本の強度が測られ
グレード毎に分けられて木材として出荷されます。
ほとんどの木材は、
プレカット工場に納品されています。
建設現場での組み立て施工を正確にし、
木材と木材が組みあがるように
仕口のプレカットが行われます。
こうして生産加工された材は、
建設現場では組み立てるだけで
骨組みが出来上がります。
多くの場合は1階の柱から始めて、
1日で棟まで上がります。
本日はこれまでです
おうちのはなしからでした。
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。