家づくりこぼれ話!
こんにちは 建物と土地のプロ菅原です。
風水の基本は、
平安時代に書かれた『作庭記』が、
日本では最古のものです。
東西南北のそれぞれにある四神を拝することで、
成功と健康と長生きができると考えられていました。
その四神とは、よく聞く、
東に青龍、南に朱雀、
西に白虎、北に玄武です。
それぞれに、
流水としての川や、池や耕作地、
大道、丘や山を表していて、
その意味では地の理に原点があります。
さらには陰宅風水と陽宅風水があり、
陰宅とはお墓で、陽宅が住居です。
基本は陰宅の相が優先されます。
陽宅の家相も、
最初に建てるべき土地であるか、
それとも建ててはいけない土地であるかが始まりです。
日本でも古代から、
癒(いや)しろ地や穢(けが)れ地と呼び、
土地の良し悪しの判断をしていたようです。
『作庭記』の中には、
庭づくりとしての禁忌の数々や
四神相応の地と代える植樹法などがあります。
現代の間取りやインテリアの家相としての風水は、
この本流の中から派生してきたと考えられます。
おそらく占う人によって、
千差万別の答えがあるものと考えられます。
そして、信じるか否かは、
あくまでも当人の問題です。
信じることは大切に
「最近の住宅は、
さまざまな部品も工場で生産されるものが多いので、
今さら気にする必要はありませんよ」
風水については、
このような現実的なアドバイスを
聞くこともあると思います。
確かに、現代の建物では、
水仕舞いの技術も進化して、
湿気の不安もなくなりました。
また、昨今では
地鎮祭や上棟式を行わない人の方が、
すでに多くなってきています。
それでも、あえて悪い家相の間取りに
住みたいと思う人は多くないはずです。
現代の家は40坪弱と
家がだいぶ小さくなっています。
しかも2階建てなら、
建坪は半分の20坪程しかありません。
家の中から家相の方位を確認しても、
中心からあまり離れていないので、
たとえば1坪の浴室でも
複数の方位にかかってしまうことがあります。
本日はこれまでです
おうちのはなしからでした。
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。