家づくりこぼれ話!
こんにちは 建物と土地のプロ菅原です。
持続可能社会への転換を目指して、
COP26がイギリスグラスゴーで開かれました。
世界各地で温暖化が原因とされる災害も相次いでいます。
ドイツベルギーの洪水では
200人を超す被害者が出て、
北米の大規模な山火事では
多くの避難者がありました。
地球環境への対策は、
すぐにでも始めなければならない状況にあります。
かといって、
すぐに右から左へと
舵を切ることもできないところもあります。
たとえば、
石炭火力をすぐに止めることができません。
石炭火力への批判が高まっている中、
石炭価格高騰の原因もあって中国では
大規模な計画停電が実施されました。
電力が失われた現代都市は、
ほぼ半死の状態になります。
中国の事案は、
それでもまだ寒くない時期ですから
よかったのですが、
真冬に同じ事態を迎えれば、
その被害は計り知れません。
走っている車にブレーキをかけても、
すぐに止まることはできません。
高速で走っていればいるほど、
停止までの時間はかかります。
そのための時間が、
各国の2030年や
中国の2050年などとされているのですが、
それではすでに衝突を避けることはできない
といわれているほど深刻です。
住宅を含めた家庭部門での
削減も求められています。
住宅の高断熱化は、その一部ですが
すべての住宅を新築するか
改修しなければ達成できません。
単純計算でも30年以上もかかってしまいます。
住宅の性能よりも
エアコンの性能を高める方が
普及を早めることができます。
経済産業省は
15年ぶりにエアコンの性能基準を改正して、
3割高い性能達成の方針としました。
また、
住宅では鉄やコンクリートは製造上で
大きなエネルギーを使用しています。
それに比べると、
木材は格段に省エネです。
できる限りコンクリートや
鉄骨を使わないように、
家をつくることを
考えなければならない時代を迎えようとしています。
本日はこれまでです
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。