家づくりこぼれ話!
こんにちは 建物と土地とお金のプロ菅原です。
持ち家率と老後資金
コロナ・パンデミックによって、
各国は止まってしまった国民経済への支援として
財政出動を行っています。
常に国債発行に頼っている
日本の財政が心配になります。
年金は大丈夫でしょうか。
そうでなくても、
すでに厚生労働省の金融審議会資料では、
65歳以上世帯の社会補償給付金が、
一般家計支出よりも
55,000円少なくなると想定されています。
平均的な家庭では、
老後資金として2000万円の準備をしておかなければ、
老後破たんを起こしかねないということです。
そのうえ、
年金等の社会保障給付金は減ろうとしています。
注意しておきたいのは、
この一般家計支出の内容なのです。
この支出の中には住居費が含まれていて、
その金額は13,656円です。
住居費とは、
基本的に修繕費やその積み立て、
あるいは光熱費を除く維持管理費など費用です。
つまり、
65歳までに住宅ローンを
完済していることが前提であり、
もし、65歳に住宅ローンが残っているのであれば、
2000万円のほかにさらに住宅ローンの残高分を
貯めておかなければなりません。
さらに貸家に住んでいる場合には
家賃も住居費になります。
1万4千円ほどの家賃は考えられません。
10万円の家賃があるのであれば、
老後資金は合計6000万円の準備をしておかなければ
平穏な老後生活を迎えることができないことになります。
持ち家は年金以上の老後の準備です。
日本の持ち家率は6割強とされていますが、
65歳以上では持ち家率は8割を超えます。
現在想定されている家計支出では、
高齢世帯の持ち家率の高さが反映されて
住居費が少ないのです。
社会保障費の将来が混沌としていることを考えると、
65歳までに住宅ローンを完済しておくことは
老後対策の基本対策となりそうですね。
本日はこれまでです
おうちのはなしからでした。
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。