家づくりこぼれ話!
こんにちは 建物と土地とお金のプロ菅原です。
どんな人でも、家を建てると決めたら、
あれこれと夢は膨らむ一方です。
中でも自分たちの好みのデザインを選んだり、
間取りを考えたりするのは楽しいものです。
しかし、その前に、
家族の幸せに直結する「性能」について
理解しておきましょう。
エコハウスは「目に見えないところ」を設計する
いざ家づくりが始まると、
デザインや間取りばかりに気を取られてしまい、
理解に知識が必要な「性能」については、
ついつい後回しにしてしまいがち、
けれども、
この「性能」をどう考えるかによって、
普通の家とエコハウスで違いが出てくるのです。
では、目に見えない性能をどう見分ける?
性能は、見ただけでは良しあしが分かりませんが、
数値で示すことができるので、
それを目安とします。
断熱・気密性能の目安
断熱性能にも国が示す省エネルギー基準があります。
全国を1~8地域に分けて地域ごとに必要な断熱性能をUA値で示しています。
*UA値 外皮平均熱還流率[W/㎡K]どれくらい家の外へ熱が逃げてしまうのかを示す。
数値が小さいほど断熱性能が高い。
自分の住む地域を見ておきましょう。
たとえば、温暖エリア(6地域)で快適な家を目指すなら、
最低でもUA値は0.57、理想は0.46以下にしたいものです。
そのために断熱材を厚くしたり、
窓の性能を高くしたりします。
はっきり言って国の省エネルギー基準では、
エコハウスはおろか、
決して性能が高い家にはなりません。
ですからチラシやホームページで
「国が定める省エネ基準クリア!」
というキャッチコピーを見ても、
「断熱性能はがんばっていません」と
言っているようなものと解釈してください。
断熱性能とセットで確認したいのが、
気密性能です。
気密は冬の隙間風をなくすだけでだけでなく、
夏のじめじめした湿気の侵入も防ぎます。
そのほか24時間換気を
きちんと効かせるためにも必要なのです。
気密性能は、C値で示すことができ、
1.0以下であれば合格といえるでしょう。
*C値 相当隙間面積[c㎡/㎡]どれくらい家の外へ熱が逃げてしまうのかを示す。
数値が小さいほど断熱性能が高い。
ただし、気密専用の機械を使って測定するので
費用が掛かります。
そのため、
気密測定をしている会社は決して多くありません。
もし、全棟気密測定をしている会社に出会ったなら、
まじめに
断熱・気密性能に取り組んでいると判断してもよいでしょう。
本日はこれまでです
一生幸せなエコハウスのつくりかた からでした
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。