家づくりこぼれ話！

こんにちは　建物と土地とお金のプロ菅原です。

住宅の価値は、性能を表す数値に

注目することで見極められる

「家を見ても、

素人には性能の優劣は見分けられない」

そう思っている人は多いのではないでしょうか。

実は、

その家がいいかどうか、

誰もがひと目で見分けることができる

数値があります。

それが、U_A値（外皮平均熱還流率）です。

U_A値（外皮平均熱還流率）からは

断熱性能がわかります。

住宅には、熱の出入り口があります。

外壁、窓、天井と屋根、床と基礎です。

夏は高温の外気や、

直射日光で熱くなった外壁や窓から、

住宅の中へ熱が伝わります。

室内の涼しい空気が外に逃げていくわけです。

冬は逆に、

暖房で温めた内部の熱が外へ逃げていきます。

その損失量の合計を

建物の外皮面積で割った数値が、

U_A値です。

U_A値は値が小さければ小さいほど、

住宅の保温性が高く、

熱が逃げにくいことを示します。

つまり断熱性能が高く、

エネルギー効率がいいわけです。

反対に断熱性能の低い家は、

エネルギーのロスが大きく、

光熱費がかさんでしまうことは

いうまでもないでしょう。

この説明を読まれて

気づかれた人もいるかもしれませんが、

U_A値は実測値ではなく、

あくまで机上の計算で算出される理論値です。

日本の気候は地域によって大きく差があるので、

U_A値の省エネ基準は地域ごとに異なり、

8地域で設定されています。

寒い地域に建てる家ほど、

厳しい基準が課せられているのです。

住宅会社に行ったらU_A値の確認を

U_A値は住宅の省エネ基準としては

比較的メジャーな存在ですが、

住宅会社の中でも、

自社の物件のU_A値を

知らない・言わないケースが散見されます。

これは非常に大きな問題だと、考えています。

例えば、

自動車を購入する場合、販売店へ行って

「この車の燃費はリッター何キロですか」

と聞いたとき、

答えられない営業担当者はまずいません。

ところが住宅の場合、

お客さんに知識がないことをいいことに、

説明しない・できない業者も多いのです。

「御社で建てている家の

平均U_A値はいくつですか」と聞いて、

即答できないような住宅会社は

信用してはいけません。

販売している車の燃費も言えない

カーディーラーから購入しようと

思う人はいないはずです。

それと同じことです。

本日はこれまでです。

トクする家づくり損する家づくり　からでした

では、では。

「家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする」

私の使命です。