家づくりこぼれ話!
こんにちは 建物と土地とお金のプロ菅原です。
快適さを知る心
奥深いものがあります。
懸命に考え事をし、学習を重ねても、
脳の能力の1割も使ってないといわれます。
脳には、
まだまだわからない機能があるのです。
たとえば、
肥満は脳の失調から起きていると
考えられています。
本当に身体が求めている量の栄養を取れば、
体のバランスはとれるはずであり、
過剰に栄養を取ることは
脳のバランスが取れていない証拠
であると考えられるのです。
そのためには、
食べ物は好き嫌いで食べるのではなく、
おいしいかおいしくないかで
決める必要があります。
美味しいから好きではなく、
身体が求めていることで
味も変わってくるのです。
運動をして汗をかけば
糖分や塩分が消費され、
それを補うように脳は
味の感じ方を変えています。
そのため運動のあとでは
塩気や甘みを美味しく感じます。
自分の好物でも、
美味しく感じるときと、
いつもとは違って感じるときを
区別することが、
脳の判断に従った食事のあり方なのです。
同じように、
住まいの環境にも温度や湿度、
そして放射熱や風速の情報を肌で集めて、
総合的に快適さを脳で判断しています。
同じ環境の中にあっても
体調によって、
快・不快の感覚は変わります。
とうぜん、
個人によっても違います。
そのよい例が、
日本人は風鈴の音に涼しさを感じます。
気温や湿度は全く変わっていないので、
まさに脳がつくり出している涼感です。
また、
住宅内のヒートショックが
問題視されていますが、
湿度や放射熱は比較的均一化しても、
温度や風速は
人のいる場所にとっても違いがあります。
住まう人が皆、
同じように快適と感じるためには、
各人の脳が判断する快適さとは何かを
絞り込むところから始めないと
いけないのかもしれません。
まだまだ
住まいの環境づくりの技術には
深い深い奥があるようです。
本日はこれまでです。
おうちのはなしからでした
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。