家づくりこぼれ話!
こんにちは 建物と土地とお金のプロ菅原です。
断熱って何?
冬に半袖短パンみたいな家
大半の
日本の住宅は冬に半袖短パンで
過ごしているようなレベルです。
ようやく
「俺はこれで我慢できます」
「子どもは風の子だから、
こうやって過ごすのが当たり前だし、
健康にもいいんです」
みたいなことが
言いにくい状況になってきましたが、
心の奥底では
今もそう思っている設計者が
多いのも事実です。
一方で
世界の先進国では最低室温規定というのが
法律や条例で定められています
(18℃~21℃くらいに設定されていることが多い)
また
かなり厳しい断熱基準が義務化されたりします。
日本の住宅の快適さは
法律で守られていない
諸外国では法律や条例のおかげで、
特に住まい手が勉強しなくても
暖かい住宅に住まうことができます。
しかし、
日本においては2020年までは
省エネの最低基準も、
また最低室温規程も存在しませんので、
よほど勉強したか
確か本当に暖かい住宅を
建てることは極めて難しいのです。
自分にとっての着衣量(断熱性能)が足りないと
カイロ(暖房費用)を大量に消費するしかないので、
非常に多くの維持費がかかるうえ、
快適性も大きく劣ります。
自分が快適な温度を
自分のお財布の状況で維持できる
住宅を建てるために
必要な断熱性能(着衣量)を
見極めることができる設計者を探し当てる。
これがお施主様にとって
一番大きな課題だと思います。
省エネ基準ごとの家の数の割合
無断熱:39%
昭和55年基準:37%
平成4年基準:19%
平成11年基準:5%
約40%が昭和55年以前の基準で建てられた無断熱な家
本日はこれまでです。
あたらしい家づくりの教科書からでした
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。