家づくりこぼれ話!
こんにちは 建物と土地とお金のプロ菅原です。
住宅取得の大事なツール
住宅ローンの基礎
家を手に入れるには相応のお金を
用意しなければなりません。
大きな借金を背負うとなれば
不安を感じるのは当然のことです。
ウクライナの危機で、
世界の物価が上昇し、
日本を除く各国は金融引き締めで
金利引き上げに向かっています。
これまで最低金利になっていた
住宅ローン金利も
わからなくなってきました。
住宅ローンの基礎から学んで
上手な使い方が分かれば、
少しでも不安の解消に
つながるのではないでしょうか。
繰り上げ返済
現在の最大のリスクは
60歳定年です。
もし30歳で建てて
35年返済を組んでも、
65歳の年金受給までの
5年間は収入がないのに、
ローン返済は
残ることになります。
長い住宅ローンに対しての
不安を和らげるには、
しっかりとした
繰り上げ返済の計画を立てて、
60歳完済を目指すことです。
(下試算例を参考にしてください)
そのためには住宅ローン減税①や
住民税②の減額分等は
同じ口座に入金③し、
さらに毎月1~2万円の
繰り上げ返済予算④を組んで
10年目に
325万円⑤の繰り上げ返済をすれば、
30年目の残高627万円⑥を
180万円⑦まで減らすことができます。
また、
単純な30年返済の
住宅ローンを組んだ場合の総返済額も、
わずか17万円⑧ほどの差です。
繰り上げ返済は
大きな生涯居住費の差となります。
試算条件:年齢30歳、年収470万円、配偶者控除、
子ども5歳・3歳
*住宅ローン金額3,500万円、
35年固定金利1.6%、元利均等方式
:住宅ローン減税分 205万円③(①+②)
所得税分108万円(別口座に入金指定)①
住民税分97万円(別口座に相当額入金)②
:繰り上げ返済予算120万円④
(毎月1万円×120か月[10年])
*10年目 合計325万円(③+④) の繰り上げ返済⑤
:30年目(60歳時)の残高 627万円⑥→180万円⑦
:繰り上げしない場合の総返済額
4,574万円(返済月額108,888円)
:繰り上げした場合の総返済額
4,427万円(返済月額108,888円)
:30年返済の場合の総返済額
4,410万円(返済月額122,478円)
:4,427万円―4,410万円=17万円⑧
*条件によりローン減税・給付金・返済額は変わります。
おうちのはなしからでした
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。