家づくりこぼれ話!

こんにちは 建物と土地とお金のプロ菅原です。

五感を育てる家

「心身ともに

健やかに育ってほしい」。

親なら誰でも

自分の子どもに対してそう願います。 

子どもの未来を考えて、 

家を求める人も多勢います。

家は

長い時間を過ごす場所だからこそ、

子どもの成長に大きな影響を

与えていると考えられます。

どんな子どもに

育ってほしいかと考えることは、

どんな家にしようかと

考えることにもつながります。

子どもの感性を育てる

五感の家を考えてみましょう

“ゆらぎ”を感じる空間づくり

視覚を育む環境

人が最も多くの情報を得ているのは、

視覚です。

その代表は色や形ですが、

それだけではなく

見るだけで質感の違いを

何となく感じています。

その違いも“ゆらぎ”にあります。

自然のものと人工のものの質感を、

培われた視覚の完成でも

極めているのです。

たとえば

ビニールクロスと、

塗り壁や木材との違いです。

今ではわざわざ

“ゆらぎ”を再現した壁紙もありますが、

人の手で塗られた壁には

質感は適いません。

塗り壁では、

時には傷ついていることも、

“ゆらぎ”の中に含まれます。

また木目というのは、

まさに規則と不規則の間にあります。

自然の中で育ってきた樹木の木目は、

ひとつとして同じものはありません。

それを考えると、

まるで規則はないようです。

でも、

ヒノキやスギなど、

それぞれの樹種が木目で分かるのは、

それなりに規則性があるからです。

幼い時から本物を見ることで、

こうした微妙な規則性を

感じることができるようになります。

木目の中に節があると、

さらに“ゆらぎ”を感じます。

子どもの感性で見ると、

木の節が魔物の目に見えたり、

木目の中に妖怪のイメージを

想像したりします。

想像力がかき立てられ、

まさに感性が磨かれている瞬間です。

人工的なものでは、

なかなか感じられません。

さらに木材には、

目にやさしい特性もあります。

じつは、

木材は光の波長により

反射率が大きく異なっています。

波長の短い光は

90%近くを吸収し、

波長の長い光は

逆に90%反射します。

波長の短い光は紫外線であり、

長い光は赤外線です。

インテリアに天然の木材があると、

目に有害であるといわれる紫外線を

吸収してくれます。

私たちが

木のインテリアを見ると

なんとなく温かみを感じるのも、

反射した長い波長の光を見て、

表現した言葉なのかもしれません。

通常は

人間の目には見えない波長ですが、

たしかに感じているのです。

どこかに

木目が見える空間をつくって、

子育ての環境にしたいものです。

本日はこれまでです。

おうちのはなしからでした

では、では。

 

「家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする」

私の使命です。