家づくりこぼれ話!
こんにちは
建物と土地とお金のプロ菅原です。
住まいづくりの経費
・工事費以外の費用
・建てるためにかかる経費
・建てた後のかかる費用
世界的な物価上昇によって、
さまざまな経済現象が起きています。
ロシアのウクライナ侵攻への
経済制裁の中でも
石油流通量の不足に始まり、
コロナで壊れてしまった
雇用形態からの人材不足、
そして円安など
原因を上げたらきりがありません。
当然、住宅に関する費用も
影響を受けていることは必至です。
しかし、
住宅を取得するのにかかる費用は
工事費だけではありません。
工事費のほかにかかる費用について
まとめてみました。
工事費のほかにかかる費用のはなし
住宅ローンにかかわる経費
条件によって異なります。
比較的まとまった金額が
必要になるのは、
住宅ローンにかかわる経費です。
たとえば登記の費用にも、
住宅ローンはかかわってきます。
新築した際の建物の登記には、
保存登記や所有権の移転登記
を行います。
これらは
どのようなケースでも
必要とされる登記ですが、
住宅ローンが
組まれている場合には、
これに加えて
抵当権の設定登記をする
必要があります。
しかもこの登記費用は、
住宅ローンの金額によって
違います。
また、
金銭消費貸借契約に伴う
印紙税をはじめ、
ローン事務手数料や
保証料もあります。
どちらも
申し込む住宅ローンによって、
違うものですが
金利の条件と一緒に、
経費もしっかり
確認しておいたほうが良いでしょう。
たとえば保証料は、
連帯保証人を設定すれば
かかりませんが、
昨今では
保証料を支払うのが
一般的になっています。
この保証料も
工事費以外にかかる経費です。
さらに住宅ローンには
火災保険と生命保険が
セットされていることが通常です。
この時の保険料も
経費の一部となります。
世界の住宅ローンでは
生命保険まで
担保とすることは珍しく、
日本の独特のルールです。
住宅ローンと一緒に組まれている
団体信用生命保険は、
通常かけすての保険ですが、
一般的な生命保険よりも
比較的有利な掛け金に
なっています。
ですから、これを契機に、
これまでかけてきた生命保険を
見直してみることを
考えるのもよいでしょう。
日本人は
保険が好きな国民と
いわれていますが、
保険料が住宅ローンの支払いに
大きな負担になっては
目的を見失いかねません。
さらに、
住宅ローンにかかわる費用の中で、
忘れてはいけない費用が、
つなぎ融資の金利です。
一般的な新築住宅の
請負工事契約では、
費用の支払いは
契約時、着工時、中間時、竣工時に
分けて支払うことになっています。
しかし、
住宅ローンが実行されるのは、
竣工して保存登記・抵当権設定登記が
終わってからとなります。
そのため、
工事費の支払いを行うために、
住宅ローンを担保にして
つなぎ融資を実行します。
つなぎ融資が実行されても、
返済が始まるわけではありません。
最終的には、
住宅ローンの融資が
実行されるときに、
つなぎ融資は返済されます。
しかし、
返済が始まるまでの期間に
実行された金額は
借り入れとなっているので
金利が発生するのです。
これが立替金利です。
特に住宅ローンに
付属していると、
融資の実行金額から
金利分が減額されるので、
わかりにくいこともあります。
こうした金利などの
経費の詳細の説明は、
建設会社の人によって
得手不得手もあります。
後から聞くよりも
あらかじめ知って、
経費として考えておいたほうが
良いよいはずです。
おうちのはなしからでした
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。