家づくりこぼれ話!
こんにちは
建物と土地とお金のプロ菅原です。
金利上昇や経済不安から「買い時」
のみきわめが困難。
「いま、不動産は買い時か?」に、
過去最多の約7割が「わからない」と回答
世の中では
いよいよ「脱コロナ」のムードが漂うが、
アンケートの結果を見ると、
不動産業界においては、
一気に明るい兆しとは言い難い。
毎年恒例の
「いま、不動産は
買い時だと思いますか?」
の回答に、
「買い時だと思う」
と答えたのは、
過去最低の6.4%と
前回の10.5%から
大幅にダウンした。
「買い時だとは思わない」
は前回とほぼ同数の26.4%だが、
買い時かどうか
「わからない」と回答した人が
67.2%と過去最高である。
昨年はウクライナ侵攻に
エネルギーコストの上昇、
記録的な円安と
先行き不透明な事態が続いた。
また、
10年ぶりに
日本銀行の総裁が変わることから、
金利上昇が懸念されていた。
こうした複数の要因が重なり、
買い時かどうかの判断を
難しくさせたのだろう。
「買い時だと思う」
と答えた人の理由を見ても、
「今後、住宅ローンの金利が
上昇しそうなので(36.8%)」
が最も多い。
ついで
「住宅ローン減税など住宅取得のための
支援制度が充実しているから(30.5%)」、
「不動産価値(価格)が安定
または上昇しそうだから(22.3%)」
と今後を見越した回答が目立った。
一方、
「買い時だとは思わない最も近い理由」
としては、
「自分の収入が不安定または
減少しているから(26.0%)」
が最多で、
前回の2位から
ランクアップした。
長引くコロナの影響で、
仕事や収入が安定しない人が
少なくないことがうかがえる。
ついで
「不動産価値(価格)が
下落しそうだから(19.4%)」、
「住宅ローン減税など税制優遇が
見直されそうだから(12.7%)」
と買い時だと思わない人の理由にも、
先行きを懸念する考えが
反映されている。
次に目を向けたのが、
「持ち家派」か「賃貸派」
かの論争だ。
「持ち家派」は前回から
1.7pt減少し、
その分、
賃貸派が増加したが、
持ち家派は
77.9%と主流派である。
理由は
「家賃を払い続けることが
無駄に思えるから」
が48.0%を占め、
「落ち着きたいから(28.5%)」、
「老後の住まいが心配だから(24.4%)」
と続く。
「賃貸派」の理由は
「住宅ローンに
縛られたくないから(39.7%)」、
「天災が起こった時に家を所有していることが
リスクになると思うから(28.7%)」
「税金が大変だから(25.8%)」
が多く、
長期的に家を保有することが
リスクと考えられている。
全宅連・全宅保証アンケートからでした
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。