家づくりこぼれ話!
こんにちは
建物と土地とお金のプロ菅原です。
建物代の支払い時期と割合
みなさん、
土地を購入して新築する時、
土地代は一括払いが一般的ですが、
建物代は分割して支払います。
そこで今回は、
建物代を支払う時期と割合についてです。
「 建物代の支払時期と割合 」
■時期
一般的な支払時期と回数は、
「建築請負契約時」「着工時」
「上棟時」「引き渡し時」
の4回です。
ただし、業者によっては
「申込時」や「材料発注時」まで
回数を分けたり、
「着工時」「上棟時」「引き渡し時」の
3回にまとめることもあります。
■割合
4回に分ける場合、契約時に10%、
着工時・上棟時・引き渡し時に
30%ずつに分けるのが
一般的ですが、
施主との話し合いによって
割合を変更する場合もあります。
追加工事の費用は
引き渡し時に清算しますが、
工事内容によっては
その都度支払う場合もあります。
追加工事を依頼する前に、
支払いについて確認しましょう。
■注意点
正式に住宅ローンを利用できるのは、
抵当権設定登記を終えてからです。
それまでの支払いは、
手持ち資金やつなぎ融資で対応します。
現金が必要な支払いもあるので、
業者に確認しましょう。
そういえば、先日、
「債務超過で住宅の建築も引き渡しも
できないにもかかわらず、
女性に契約金を振り込ませた」
という事件が報道されていましたね。
それ以外にも、
「契約時に請求通り支払ったのに、
着工前に音信不通になった」
「着工前に多額を請求された挙句、
経営破綻された」
など、住宅に関するトラブルは多いものです。
支払い回数や割合について
疑問や不安を抱いた時は、
住まいるダイヤルなどの
専門機関に相談しましょう。
■トラブルを避けるために
帝国データバンクの調査によると、
昨年度の建設業における倒産は
1,291件だったとか。
建設資材の品薄による工期の遅延、
物価高、人手不足など、
誰にでも起こり得るトラブルによる
倒産が増えたそうです。
着工前に、
あまりにも高額な支払いをすると、
持ち逃げなどのトラブルに
巻き込まれるかもしれません。
分割割合に違和感を抱いた時は、
納得できるまで話し合いましょう。
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。