家づくりこぼれ話!
こんにちは
建物と土地とお金のプロ菅原です。
生活をデザインする
暮らしの歴史が宿る家
同じ空間でも、
家族の暮らし方によって
まったく違う家に見えるものです。
そして、
暮らしているその空間を眺めると
住む人の雰囲気や
センスの違いを感じます。
決して、
家が主人公であるはずもなく、
そこに暮らす人が主人公であり、
家のデザインを決めるのも、
その家での暮らし方であるはずです。
あらためて家のデザインとは何かを
考えてみましょう。
生活感のない家
立派なカタログを見ていて、
ちょっと違和感を感じることは
ありませんか。
確かにきれいで理想的な生活が
描かれていますが、
どこか自分の生活とは違うと
感じる人も多いのではないでしょうか。
では、
建築家がデザインした家は
どうでしょうか。
建築家の数ほど
バリエーションがあって
洗練されていますが、
どこか似ている感があります。
雑誌などで紹介される家は、
住む前の完成したばかりの写真で、
いかにもデザインされた
空間のように見えます。
生活を育む家というよりも、
建築空間としてのデザインが優先され、
写真で撮った瞬間が、
最もデザインが良い瞬間と
なっています。
多くのこうした写真の中では、
生活していなければ
必然的に増えてくる、
さまざまなものが
省かれています。
つまり、
生活している瞬間が
切り取られているわけではないのです。
近年では、
ミニマリストという、
何も持たないライフスタイルの人が
取り上げられることもあります。
ミニマリストの家には、
生活感は全くありません。
彼らの口からは、
物欲をはじめとするストレスから
解放された喜びを聞きます。
しかし、
家にある物の中には、
自分が必要として
揃えているものの他に、
思い出の品や、
他人からいただいたものも
あります。
これらをすべて処分し、
常に表に出さない暮らし方を
しなければ維持できない
空間というのに、
逆に大きなストレスを感じる人も
多いのではないでしょうか。
おうちのはなしからでした
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。