家づくりこぼれ話!
こんにちは
建物と土地とお金のプロ菅原です。
太陽光発電について
クローズアップ現代に寄せられた
気になるギモンに専門家が答えています。
質問に回答していただいたのは、
建物の断熱や省エネが専門の
東京大学大学院工学系研究科建築学専攻の
前真之准教授です。(引用文を記述します)
Q、屋根が重さに耐えられるのか
という疑問
「太陽光パネルを載せて
設置するように設計されてないので
住宅が損壊しても保証できない
といわれました。
設置するなら最初にそれように
強化した屋根にしないと
いけないといわれましたが
どうですか?」
「日本の住宅に太陽光パネルを
載せる時には屋根に
取り付けることになると思います。
この取り付けで屋根に穴をあけたり、
屋根をパネルが覆うことで
屋根のメンテナンスができなくなって
雨漏りにつながることは
ないでしょうか?」
A.確かに新築時に、太陽光発電を
はじめから乗せるのが理想ですが、
適切に施工すれば後からでも
載せることが十分に可能です。
屋根が金属板の場合には
掴み金物で固定する工法、
瓦の場合には
支持瓦を用いる工法であれば、
屋根材や防水層に穴を開けることなく
パネルを固定することができます。
屋根材や防水層に
穴をあける工法であっても、
適切に工事を行えば
雨漏りのリスクはまずありません。
雨漏り保証を付けている
メーカーもあります。
万一、
雨漏り等が発生した場合でも、
新築では10年、
住宅の構造と防水の欠陥に関する
修理が必要な場合には
住宅供給業者が修理を行う義務があり、
修理費用は
当該業者の加入する保険から賄われます
(太陽光Q&A52ページ)
この「瑕疵(かし)担保責任保険」は
新築では加入が必須なので安心です。
また中古住宅でも、
任意で「既存住宅売買瑕疵(かし)保険」に
入ることができます。
この瑕疵(かし)担保責任保険を
提供している
日本住宅保証検査機構によると、
直近10年の
約100万件の契約において、
太陽光発電が原因の雨漏りは
2件のみということなので、
ほぼゼロリスクと
考えてよいでしょう。
後でパネルの下の屋根材を
メンテナンスする必要がある場合は、
パネルを一時的に
取り外すことになります。
後で再設置できるので
問題はありませんが、
なるべく
メンテナンスの手間が少ない屋根材で、
かつシンプルな面構成のほうが
有利になります。
以下の資料に、
既存住宅に太陽光発電システムを
設置する場合の検討・留意事項が
詳しくまとめられていますから、
参考にしてください。
*参考資料
戸建て住宅の
太陽光発電システム設置に関するQ&A
(一般社団法人環境共生住宅推進協議会HPより)
本日はこれまでです。
NHK地球のミライからでした
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。