家づくりこぼれ話!
こんにちは
建物と土地とお金のプロ菅原です。
住まい文化の栞
「ハレ」の間、「ケ」の間
「ハレ」と「ケ」という概念がります。
これは、
特別な日や場面に使われる
「ハレ」の空間や時間と、
日常生活を過ごす
「ケ」の空間や時間を
区別する考え方です。
一般的な住宅には、
客間や広間などの特別な部屋が
「ハレ」の空間として
つくられてきましたが、
現代の住宅では、
この概念も少し変化しています。
伝統的な日本の住宅では、
客間が「ハレ」の空間として
重要視されてきました。
結婚式やお正月などの特別な日や、
大切な来客がある際には、
客間が使用され、
床の間や掛け軸などが飾られ、
厳かな雰囲気が漂います。
しかし、
現代の住宅では
そのような特別な部屋を
用意するのではなく、
リビングやダイニング、
キッチンなどもハレの空間として
使われるようになってきています。
たとえば、
家族や友人を招くにも、
リビングやダイニングが
使われるのが普通です。
「ケ」の空間として
日常的に過ごしている部屋が、
「ハレ」の空間として
使われるのです。
それでも、
インテリアや装飾を工夫し、
特別感を演出することもできます。
たとえ来客がなくても、
桃の節句には
雛人形を出して飾ることで
「ハレ」の空間になるのです。
また、
家族が集まって食事を楽しむ時間も、
ハレの空間と考えられます。
現代の住宅では、
「ハレ」と「ケ」の明確な区別が
薄れつつあるように思われますが、
それだけのことで、
家族や友人との絆を深める場として、
「ハレ」と「ケ」を
取り入れることができます。
「ハレ」と「ケ」は、
日本の伝統的な住まい文化の一端であり、
考えようによっては、
とても日本人らしい文化の
継承でもあります。
伝統文化の尊重と、
現代のライフスタイルが
融合した生活を楽しみたいものです。
おうちのはなしからでした
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。