家づくりこぼれ話!
こんにちは
建物と土地とお金のプロ菅原です。
感電ブレーカーで
通電火災を防ぎましょう
総務省消防庁によると、
能登半島地震に伴う
石川県輪島市の大規模火災は、
屋内の電気配線が
地震で傷ついてショートしたことが
一因として挙げられるそうです。
家づくりをするとき、
地震対策として
住宅の耐震性を高めたり
地盤改良をしますよね。
しかし、
それだけでは、
屋内の電気配線による
火災対策はできません。
もし、
電気による火災対策を探しているなら、
『感震ブレーカー』
を検討してみませんか?
「感震ブレーカーで通電火災を
防ぎましょう。」
■通電火災
通電火災とは、
地震や台風などにより停電し、
電気が普及した後に
発生する火災です。
発生する経緯には、
・転倒した家具などにより
損傷した電気コードに通電する
・電気製品に水分が
付着した状態で通電する
・暖房器具が可燃物に
接触した状態で通電する
などがあります。
■感震ブレーカー
メーカーにより異なりますが、
震度5以上の揺れを感知した時に
作動して電気の供給を遮断します。
主な種類は以下の通りです。
1.分電盤型
屋内全ての電気を遮断する。
感知機能の内蔵型と後付け型があり、
いずれも電気工事が必要。
2.簡易型
ブレーカーのスイッチに
取り付けたおもりが
地震で落ちると電気を遮断する。
ばねの作動を利用したタイプもある。
電気工事は不要で
ホームセンターなどで購入可能。
3.コンセント型
一定の揺れで、
そのコンセントからの電気を遮断する。
工事が必要なタイプと、
差し込むだけでOKのタイプがある。
なお、
ドアや引き戸のように
振動や衝撃が発生しやすい場所や、
強度が低い壁面に取り付けると、
誤作動を起こすことがあるので
注意しましょう。
■補助金
自治体によっては、
設置費用の一部を助成しています。
ただし、
・設置するタイプや地域、
住宅などの制限がある
・申請前に購入や設置をしたら、
補助の対象外になる
・予算額の上限に達したら受付終了
などの注意点があります。
設置を検討する場合は、
事前に自治体のホームページ等で
確認しましょう。
■耐用年数
メーカーによって異なりますが、
耐用年数の目安は
『感震ブレーカー』が10年、
『分電盤』が10~15年です。
耐用年数を大幅に過ぎると、
・地震が発生しても
正常に作動しない
・異常電圧が流れて
家電が故障・発火する
などの恐れがあります。
新築時に感震ブレーカーを設置する場合、
10年目の定期点検の案内が届いたら、
「そろそろ交換時期かな?」
と思い出してくださいね。
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。