家づくりこぼれ話!
こんにちは
建物と土地とお金のプロ菅原です。
おうちの家計簿
ついに「マイナス金利政策」が
解除されました。
20年ぶりに日本が
金利のある世界に戻る
第1段階を踏み出しました。
そこで気になるのが
住宅ローン、
特に
変動金利型住宅ローンの
金利です。
今の状況は、
これまで日銀の誘導で
マイナス0.1%から0%に
誘導されていた基準金利が、
0%から0.1%に誘導される
ゼロ金利政策に戻ったところです。
この状態では
変動金利型の住宅ローン金利は
上がりません。
第2段階は、
2%の緩やかな物価上昇が定着し、
労働者の給与も上がり
好景気が実感できる状態になり
ゼロ金利政策が
解除されることです。
ただしこの段階でも
未だ変動金利型の住宅ローンの金利は
上がりません。
なぜなら、
国が一番恐れるのは、
折角よくなってきた
景気の腰を折ってしまい、
また不景気に戻ることです。
住宅は1棟で何千万円の
売り上げになるばかりでなく
関連する業種に
大きな影響を及ぼします。
たとえば家を建てれば庭を作ります。
造園業に仕事がまわり
フェンスやカーポート、
植栽、園芸用品が売れます。
家具を買う人もいますし、
家電をそろえる人もいます。
引っ越し屋さんも忙しくなります。
電話やWi-Fi工事も必要です。
住宅ローンを扱う
銀行の売り上げも上がるし、
火災保険や地震保険で
保険業界も潤います。
つまり、
好景気を維持していくためには
住宅が売れるということが
とても大切なのです。
ですから、
国はそう簡単に住宅ローンの金利が
上がるような政策は打てないのです。
第3段階は、
景気が過熱して
物価が高騰する状態になる。
さすがにそうなると、
政府も金利を上げて
物価の上昇を抑える政策に変わり、
この段階で初めて
住宅ローンの金利も
上昇することになります。
そこまで至るのに、
少なくとも2~3年、
あるいはもう少し
かかるかもしれませんので、
今のうちに
マイホーム計画は
進めておきましょう!
おうちのはなしからでした
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。