家づくりこぼれ話!
こんにちは
建物と土地とお金のプロ菅原です。
現地で調べたい事(前面道路)
前回は、
現地で土地について
調べたい事をお話ししました。
地図などのデータで
ある程度理解していても、
やはり現地でなければ
わからないことってありますよね。
さて、今回は
土地に接する道路についてです。
道路の状況によっては、
生活が不便になったり
プライバシーを侵害されたりと、
何かと苦労する可能性があります。
ところで、
道路によっては
新築できないことをご存知ですか?
「現地で調べたい事(その2:前面道路)」
■幅と間口
現在は、建築基準法によって、
『幅員4m以上の道路に2m以上接していないと
家は建てられない』
と定められています。
その理由は、
日当たりや風通しの確保だけでなく、
万が一の際、
緊急車両がスムーズに通行するために
必要だからです。
ということで、
まずは前面道路が定められた条件を
満たしているか確認しましょう。
なお、
法改正前に建てられた物件の中には、
この条件を
満たしていないものがあります。
そのような土地は、
建て替えや増築ができないので
注意しましょう。
■高低差
土地と道路の高低差によっては、
造成工事や擁壁工事が
必要になる場合があります。
その分、
建物に回せる予算が減りますし、
引き渡しも遅くなります。
既存の擁壁が老朽化し、
撤去や改修が必要になることもあります。
道路との高低差がある土地は
相場より割安かもしれませんが、
最終的には割高になるかもしれません。
どのような工事が必要か、
予算はどれくらいになるのか
確認しましょう。
■公道?私道?
道路の中には、
国や県などが管理している
『公道』のほかに、
個人や法人名義で登記されている
『私道』があります。
土地に接している道路が私道だと
・所有者の都合で
通行を制限される恐れがある
・所有者の許可が下りないと、
掘削(水道管の引き込み工事など)ができない
・道路交通法の適用外なので、
違法駐車などがあっても警察が介入できない
などの不安があります。
私道に接する土地を選ぶ場合は、
それに伴う義務や負担について
確認しましょう。
■交通量
前面道路の交通量が多いと、
車の出し入れが大変ですよね。
排気ガスが多いほど
外干しした洗濯物は汚れますし、
窓を閉め切っても
騒音が気になる場所もあります。
喘息やアトピーなどの
健康リスクもあるので、
子育て中の方は、
特に気を付けた方が良さそうです。
時間帯や曜日によって交通量は変るので、
タイミングを変えて
何度か訪れてみましょう。
■接する方角
例えば、
リビングや庭の方角に
道路が接している場合、
日当たりは良いのですが、
道路からの視線が気になります。
視線が気にならない方や、
視線対策を計画している方なら
大丈夫かもしれませんが、
みなさんはどうですか?
一般的に、
道路が南側に接する土地は、
日当たりが良いので人気が高く、
その分坪単価もお高めです。
一方、
プライバシーを重視する方には
北側道路を好むとか。
道路が接する方角によって
間取りは変るので、
現地を見ながら
イメージを膨らませたいですね。
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。