家づくりこぼれ話!

こんにちは 

建物と土地とお金のプロ菅原です。

木という材の魅力

木材を上手に

使いこなすための知恵

家を建てるのに、

木材は欠かせない資源です。

あって当然のものと考えますが、

木材のことは知らないままに

すませてしまうことも

多いようです。

現代になって木材の扱い方も

意外と進化しています。

そして知るほどに

魅力的な木材の秘密に迫ってみました。

木という材料

一方、

構造材としての特質を考えると、

逆に心材よりも辺材の方に

高い信頼性があります。

というのは、

樹木は年輪を重ねて成長するので、

当然のように中心部分の心材は

若い時の育った部分となります。

樹木の生長は若い時ほど

早いということは、

中心部分の年輪の幅が

大きくなっていることもわかります。

この部分は強度は弱く、

しっかりとした

強度のある幹を作るのは、

ある程度成長してからです。

人工林では植えてから

5~10年の間に枝打ちをします。

枝を落とされた樹木は、

葉による光合成が減るので、

その分成長が遅くなり

年輪がつまります。

ですから年輪を見れば

何年目で枝打ちされたかが

わかります。

高さで考えても同じことで、

根元の部分ほど、

幼い時の材が多く含まれています。

材木は根元の部分から数えて、

一番玉(タ)(元玉)、二番玉~と呼ばれ、

二番玉以降が

構造材として好まれます。

また、

赤身と白太の色の差が

はっきりとしているのはスギ材で、

この2色が混在している材を

「源平」と呼びます。

源氏の白旗と平家の赤旗を

なぞらえたもので、

日本人らしい呼び名で

好まれていますが、

強度と耐朽性を兼ね備えている材

というのも好まれる理由となります。

たとえば、

建築中の木材を見て、

単純に「白くてきれいな材だな」

などと見るのではなく、

赤身と白太を確認し

樹種を知ると、

見るのも楽しみになるでしょう。

本日はこれまでです。

おうちのはなしからでした

では、では。

家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする

私の使命です。