家づくりこぼれ話!

こんにちは 

建物と土地とお金のプロ菅原です。

木という材の魅力

木材を上手に

使いこなすための知恵

家を建てるのに、

木材は欠かせない資源です。

あって当然のものと考えますが、

木材のことは知らないままに

すませてしまうことも

多いようです。

現代になって木材の扱い方も

意外と進化しています。

そして知るほどに

魅力的な木材の秘密に迫ってみました。

グレーディング

こうした木材の強度を

等級区分することを、

グレーディグといいます。

いわば強度に合わせて

グレード分けするのですが、

使われているのは統計学です。

昔は実際に使われる木材の強度を

試験したデータは

少なかったのですが、

現代になって豊富にデータが

集められました。

以前は欠点のない

試験体で強度を測定し、

強度を低下させるような要素を

マイナス評価して

強度の分布を想定していました。

今でも目視による、

等級区分は生かされています。

その目標には、

節・丸身・目まわり・貫通割れ・繊維傾斜・

平均年輪幅・腐朽・曲がりなどがあります。

丸身は丸太の一部が残されたもので、 

目まわりは年輪に沿ってできた割れ、

繊維傾斜はいわゆるねじれです。

これに対して、

グレーディグマシンという機械に通して

木材の強度を区分する方法があります。

機械に通るときに力を加えることや、

木材を叩いてその音を分析して

強度を測ります。

さらに平均値と

5%下限値を設定して、

統計的に木材の基準強度を定め

等級区分されています。

この基準強度が、

許容応力として構造計算に

使われます。

木材は科学的にも安心して

使える材料になっているのです。

本日はこれまでです。

おうちのはなしからでした

では、では。

家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする

私の使命です。