家づくりこぼれ話!
こんにちは
建物と土地とお金のプロ菅原です。
エコハウスについて
建物の断熱や省エネが専門の
東京大学大学院工学系研究科建築学専攻の
前真之准教授が解説しています。(引用文を記述します)
Q, 賃貸住宅はいつまでも低性能?
A、
:賃貸住宅の高性能化には、
オーナーと借り手の両方に
メリットをもたらす工夫が不可欠
:太陽光発電で消費電力の大半を賄い、
低額の電気代を家賃込みとした
「超高性能賃貸」が登場
賃貸住宅の省エネ性能は
低くて当然とされがちだ。
小規模事業用の太陽光発電の
導入条件が急激に悪化する中、
東京大学大学院の前真之准教授が、
オーナーと借り手にメリットがある
実例を紹介する。
アパートへの太陽光導入方式
ここからは、
上述の条件を踏まえて、
低層アパートによる太陽光発電を
導入するにはどのような方式が
最適か解説していこう。
FIT導入当初から2020年度まで
一般的だったのは、
10㎾以上の容量を目いっぱい載せて
小規模事業用とし、
全量売電するケース(図③の①)。
オーナーは売電で
大きな収益を得られたが、
借り手には恩恵がなかった。
全量売電が不かとなった
2020年度以降は、
共有部と専有部で
別の消費方法とするなど
導入方式の変更を迫られた。
1つは、共用部でのみ自家消費した後に
売電するパターン(図3の②)。
もう1つは占有部ごとに
太陽光発電設備を導入して
自家消費後に売電するパターン
(図3の③)。
このうち、②は簡便だが、
発電量が小さく抑えられ、
借り手にもメリットがない。
後者の③は、
太陽光発電を搭載した
「ZEH-M」(ゼッチ・マンション)を
標ぼうする物件で一般的だ。
太陽光発電による電力を借り手が
消費できるメリットは大きいが、
各戸にパネルやパワコンなど
一式を設置するシステムは複雑で
導入・維持コストがかさみ
家賃に跳ね返る。
① ~③の方式はいずれも、
共用部と専有部(住戸部)のそれぞれに、
小売り電気事業者が
直接電気を販売する。
一方、
小売り電気事業者から
建物入り口1カ所で電気を購入した後、
建物内部で電力を独自に融通するのが
「一括受電方式」である。(図3の④)
システムが簡単で
建物内の電池の活用による
自家消費も容易。
太陽光発電の導入には
最適な方式である。
ただし、
専有部分の検針・徴収を
建物管理者が行う必要がある。
借り手が小売り電気事業者を
自由に選べないことから、
割高な電気代を請求される
リスクもある。
本日はこれまでです。
NIKKEI ARCHITECTUREからでした
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。