家づくりこぼれ話!
こんにちは
建物と土地とお金のプロ菅原です。
眠りの家学
睡眠で健康になる家
1日8時間の睡眠をとれば、3分の1は
寝て過ごしていることになります。
そして、
その睡眠の時間の多くは、
我が家にいます。
もしかしたら住まいの
目的の一番大きなポイントは、
睡眠なのかもしれません。
心地よく眠り
健康になる家にするための
「眠りの家学」はいかがでしょうか?
人の体内時計は25時間
睡眠について、
いろいろな研究が進んでくると、
驚くようなことが分かってきました。
たとえば、
夜勤勤務と乳がんの関連です。
フランスの国立保健医学研究所による
1232人への調査が、
国際がんジャーナルに
発表されました。
それによると、
月に4日以上の深夜シフトを
長年続けると、
3割ほど乳がんになる確率が
高まるというのです。
さらに6日以上の
連続夜勤を続けた人では、
8割にまで確率は高まります。
その他にも、
ノルウェー、デンマーク、
カナダなどの各国で、
同様の調査が行われています。
夜勤をしているから眠れない
というわけでもありません。
しかし、
睡眠に関わることと
がんの発生に、
何らかの関わりがありそうです。
その多くは人間の体内時計との
狂いが原因ではないかと
考えられています。
さらに興味深いのは、
人間の体内時計の1日が、
25時間でセットされていることです。
たとえば外界から遮断されて、
全く時間がわからない環境に置かれると、
毎日1時間ずつ
遅れてずれていくのです。
この体内リズムのことを、
「おおよそ1日」のリズムという意味で
サーカディアンリズム(概日リズム)
といいます。
毎日ずれてゆくこのリズムを、
私たちは
毎日セットし直さなければなりません。
このリズムのセットに
かかわっているホルモンのひとつが
メラトニンです。
メラトニンは暗くなると
体内で分泌されて眠くなるのですが、
じつは強い光を感じてから
およそ10数時間後に
分泌されるように仕組まれています。
つまり朝起きたときに、
しっかりと朝日を浴びることで
体内時計がリセットされ、
暗くなると
メラトニンが分泌されて
眠くなるのです。
本日はこれまでです。
おうちのはなしからでした
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。