家づくりこぼれ話!

こんにちは 
建物と土地とお金のプロ菅原です。

玄関という文化


玄妙なるところへの関門


玄関のもともとの意味は、
「玄妙なところへの関門」
とされています。

また、
玄関に対する考え方は、
西洋と日本では大きく違うようです。

家の玄関を、
私たちはどのように
使いこなせば良いのでしょうか。

内開きと外開き
知っている人も多いと思いますが、


関ドアは、
日本では外開きで、
西洋では内開きになっています。

昔の日本の家は
扉はほとんどが引戸でした。

それなら外開き扉は
現代の玄関扉の事情のように思えますが、

もし周辺に蔵が建っていたら
確かめてみてください。

おそらく
外開き扉になっていると思います。

社寺建築でも扉の多くは
外開きになっていて、
門だけは内開きです。

❶西洋の来客文化
 パーティなどが多い西洋では、
 ゲストを招き入れるのに
 内開きのほうが良い。

❷西洋の立地条件
 前面道路に余裕のない
 西洋の立地では、
 外開きにすると
 通行人に当たってしまう。

❸日本の気象条件
 雨の多い日本では、
 内開きにすると
 水が入り込みやすくなってしまう。

❹日本の上足文化
 日本人は玄関の中で靴を脱ぐので、
 内開きだと脱いだ靴が
 邪魔になってしまう。

❺日本の平和
 敵が攻め込んできた時に、
 内開きであれば押し返したり
 モノを置いたりして
 簡単に開けられないようにできる。


扉の丁番も内側にあるので、
壊すこともできない。
平和な日本には、あまり必要なかった。

この内開きと外開きの違いには、
諸説あります。

あなたはどの説に、
一番共感しますか?

どの説にも一理ありますが、
疑いたくなる側面もあります。

でも日本人が外開きにしてきたのにも、
何かわけがあったのでしょう。

本日はこれまでです。
おうちのはなしからでした

では、では。

「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」

私の使命です。