家づくりこぼれ話!
こんにちは
建物と土地とお金のプロ菅原です。
家づくりで『無駄』と言われがちなものは?
家づくりについて、
『できるだけ無駄を省きましょう』
という考え方があります。
では、
『無駄』とは何でしょう。
たとえば、
住宅ローンの利息を無駄と考える方は、
借入金を減らすために、
頭金の貯蓄に励むかもしれません。
しかし、
家づくりを急ぐ方は、
利息が増えることより
貯蓄のための時間を
無駄と考えるかもしれません。
このように、
他の方が無駄と考えるものでも、
自分にとっては必要な場合があります。
では、家づくりには、
ほかにどんな無駄があると
言われているのでしょう。
「家づくりで『無駄』と言われがちなものは?」
■デッドスペース
台形や三角形の土地の鋭角な部分のように、
有効活用しにくい部分は
デッドスペースと言われています。
建物については、
階段の傾斜した空間や、
屋根裏のぽっかり空いたスペースなどが
デッドスペースと言われています。
しかし、
土地の鋭角な部分でも
ガーデニングなどを楽しめます。
階段下についても、
収納スペースやトイレ、
ワークスペースなどに活用できます。
屋根裏は熱がこもりやすい場所ですが、
断熱対策を行えば、
部屋としても収納としても使えます。
■廊下
廊下を無くすと、
部屋を広くしたり費用を
抑えることができます。
そのような理由で廊下を無駄
と考える方もいますが、
廊下には
・音やニオイを軽減できる
・視線を遮る
などのメリットもあります。
そのため、
来客が多い家庭や、
生活時間が異なる家族がいる家庭などは、
廊下を設けた方が
快適に過ごせる場合があります。
■客間
来客が少なく、
ほとんど使われない客間は
勿体ないですよね。
しかし、
普段はリビングの延長として使い、
来客時はふすまやパーテーションで
区切るなどの工夫をすれば、
無駄なく使うことができます。
客間が和室なら、洗濯物を畳んだり、
イグサの香りで
癒されながらのんびりできます。
フローリングよりケガをしにくいので、
子どもの遊び場としても活用できます。
(障子やふすまは要注意ですが)
■収納
現在の住まいの収納スペースが少ないと、
新居では余裕のある収納が欲しい
と思うかもしれません。
しかし、
収納物が少なくて持て余している空間は
他の用途に使えないので無駄ですよね。
また、
使う予定が無い収納物のために
収納スペースを設けるのも
無駄と言えるでしょう。
それぞれの部屋に必要な収納量を把握し、
無駄の無い収納計画を立てたいものです。
■無くても困らないものは?
ベランダは汚れやすいので
掃除が欠かせません。
その手間の割に使い道が少ないので、
ベランダを設けたことを
後悔している方もいるとか。
忙しい方が重宝している食洗器ですが、
その都度こまめに洗いたい方は、
食洗器の必要性を
感じていないかもしれません。
そんな『無駄』を見つけて、
浮いた予算や空間を
必要なものに使いたいですね。
本日はこれまでです。
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。