家づくりこぼれ話!
こんにちは
建物と土地とお金のプロ菅原です。
住宅省エネ義務化と関連
省エネ住宅ほど、
強い家でなければならない
毎年のように猛暑が続き、
世界中で洪水のニュースが流れて、
地球の気候変動は
明らかに変わりつつあります。
その一番の原因といわれている
CO2を削減する活動は、
世界をあげて取り組むべき課題と
なっています。
日本でも、
その建築物の省エネの改正が重ねられ、
2025年は大きなターニングポイントを迎えます。
省エネの実現に向けて
「脱炭素社会の実現に資するための
建築物のエネルギー消費性能の
向上に関する法律等の一部を改正する法律」
による改正法は、
じつは省エネ義務化だけには
とどまりません。
むしろ、
住宅業界全体を騒がせているのは、
建築確認申請等の対象が拡大され
厳密化されていることや、
省エネ住宅を推進に合わせて
住宅の強度確保の基準が
改正されることです。
住宅の省エネ化を進めるためには、
断熱材の厚さを増やし、
二重・三重ガラスが採用された
サッシを使用すること等、
住宅の重量が
増加する傾向にあります。
さらに、
造エネルギー対策として
太陽光発電装置の設置や
インバータや蓄電池の設置も
想定されます。
建物の重量が重くなれば、
必然的に地震力の負担も
増えることになります。
日本は世界でも
稀な地震大国ですから、
しっかりと耐震性を
高めておかなければなりません。
また、
省エネ住宅の脱炭素効果を
実現するためには、
実際にその家で生活して
オペレーショナルカーボンの削減を
積み重ねてはじめて
達成されることです。
建築歴が浅いうちに、
地震などの災害で倒壊してしまっては、
計算通りに削減は達成しないことに
なってしまいます。
省エネ住宅は、
今後も想定される地震にも耐え、
長期にわたる使用を想定した家
でなければならないのです。
そのため、
省エネ住宅としての適合義務と同時に、
住宅の耐震性能についての
見直しも行われることになりました。
本日はこれまでです。
おうちのはなしからでした
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。