家づくりこぼれ話!
こんにちは
建物と土地とお金のプロ菅原です。
基礎と地盤
基礎のない建物はない
どんなに技術が進んでも、
天空に我が家を
建てることはできません。
家を支えるためには基礎があり、
その基礎は
地盤に支えられています。
私たちは、
その地盤はいつも不動である
と感じていますが、
古代から地盤とつき合いを
重ねてきました。
そんな地盤と
その上に作る基礎の話です。
どんな地盤が危ないか
地盤でも、
岩盤や拳ほどの石が集まっている
礫層はもっとも安心できる地盤です。
重たい建築物では、
この岩盤や歴層を支持層としますが、
一般住宅では、
これよりも浅い地盤面で建てられます。
主に砂と粘土による地層であり、
地下水位の深さによっても
地盤の強度が決まります。
砂と粘土の違いは、
単純には粒の大きさの違いで、
粒が大きいほど石同士が当たって
固くなります。
砂地は踏みしめても
硬さがあって
めり込みにくいのですが、
水分のある粘土は
踏みしめると
水分が逃げだしてしまいます。
砂浜と田んぼをイメージすれば、
わかるかもしれません。
粘土層は水分が入り込むことで
粘り気のある土となります。
このような粘土層に含まれる水分は、
建物や盛土の重さによって、
何ヶ月、何年という時間をかけて
水分が押し出されます。
これを圧密減少と呼び、
土は自重で固められるので、
深いほど圧密が増します。
浅い層は建物の影響を受けやすく、
短時間に大きく沈下します。
不動沈下が起きやすいのは、
この浅い部分の粘土層です。
では、
砂地の地盤のほうが良いかというと、
じつは液状化は砂地で水位が高く
水が多く含まれている地盤のほうが
起こりやすいとされています。
本日はこれまでです。
おうちのはなしからでした
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。