住宅ローンの審査とは5!
こんにちは 建物と土地のプロ菅原です。
金融機関は雇用形態や年収の判断によっては
住宅ローンが通らない場合があり、その結果、
ローンが借りられない場合もあるということでした。
住宅ローンは同じ年収でも
購入動機・計画性、勤務先、家族構成、購入物件によって
金融機関が融資承認する場合と、しない場合があります。
また同じ申込人でも購入物件によって
融資の可否が違う場合もあります。
同じ申込人で融資結果が違う場合は
何が原因かは、ある程度推測することができますが、
年収など諸条件がほぼ同じ二人の審査結果が違う場合があります。
その場合は申込人が返済中の借り入れ状況を
きちんと報告していない場合が多く
結果ローンが通らなかったということです。
自分の借り入れ状況はきちんと把握して報告しないと
とっても心証が悪くなります。
金融機関は顧客属性で申込人欄に
現在の借り入れ状況を記入してもらい、
それらを住宅ローンだけではなく
個人ローンの借り入れ審査でいずれかの
個人信用情報機関を活用しています。
不動産業者や住宅会社が
通称「こしん」と呼んでいるものです。
金融機関は現在の借り入れ状況や返済実績などを
個人信用情報機関で閲覧して把握し融資審査に活用しています。
個人信用情報機関は金融機関にとってはなくてはならない存在です。
銀行・信用金庫・農協・労働金庫・ノンバンクはいずれかの
個人信用情報機関に加盟しています。
個人信用情報機関では個人の名前、性別、住所、生年月日、
電話番号等から個人を特定し、
過去から現在に至るまでの借り入れ状況を
各金融機関から寄せた情報を一定期間登録し続けています。
登録されている内容は非常に秘匿性があり
慎重に扱うような個人情報ですので
本人の同意なくしては金融機関は、
勝手に情報の閲覧や利用は許されていません。
ローンの事前審査申込書、本申込書、
保証委託申込書を記入する際に
申込人本人の同意文言が記載されており、
申込人の同意をもってはじめて利用可能になります。
また、金融機関による目的以外の利用は固く禁じられています。
実際には申込人本人が同意したことを証明するため
本人の運転免許証、パスポートなど身分証明書の提示も必要です。
住宅ローンの審査では申込人が
安定して返済・完済できるかどうかを
見極めるのが重要になります。
ですので、金融機関は個人信用情報機関に加入して
借り入れ申込人ごとに
借り入れ実績を閲覧して審査に活用しています。
では、では。
「家づくりを通じて、ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。