家づくりこぼれ話!
こんにちは 建物と土地のプロ菅原です。
保険はどうする?
生命保険の見直しを
生命保険については、金額では、
アメリカ・イギリスには及びませんが、
日本の加入率は9割を超えて
イギリスの倍以上あり、
どこかの生命保険に入っている人は
多いはずです。
生命保険の種類や特約などの組み合わせは多く
複雑で比較することは簡単ではありませんが、
住宅ローンの団体信用生命保険は、
金融機関が受取人ということもあって
とても割安です。
また、一般の生命保険では、
余分な特約がつけられている
ケースも多くみられます。
保障金額が高いのに保険料が安ければ、
死亡事故が起こりにくい時期への
保障が厚くなっている保険の可能性もあります。
リフォームや新築を検討しているときは、
生命保険を見直す絶好のチャンスです。
ローン期間や金額と保険料を比較しながら、
既存の生命保険を見直して
団体信用生命保険に切り替えることで、
住宅ローンの返済に回せる資金の余裕が
生まれることもよくある話です。
住宅ローンの団体信用生命保険を
最初の核となる生命保険として、
万一の時の住居の確保を優先しておいて、
次に生活費の不安を解消する
生命保険を考えることをおすすめします。
命の値
車の暴走で家族を亡くした遺族の悲しみは、
裁判でどのような判決が下っても
癒されるものではありません。
たとえ保険で数億円の保障があったとしても、
命をお金にかえることはできません。
でも、それが自分自身のことで、
残された人に残したい金額となれば
ある程度決めることはできます。
それが任意の生命保険ということです。
住宅ローンに組まれている
団体信用生命保険は、
それよりもさらに金額が明白です。
住宅ローンの残高が対象金額です。
ですから、返済が進むにつれて保障額も減り、
当然のことながら保険料も減っていきます。
団体信用生命保険に加入すると、
通常の金銭貸借契約では必要とされる
連帯保証人が要らなくなります。
要は、保証人が要らなくても、
保険で担保できるからです。
ですから、もしもの時の受取人は遺族ではなく
金融機関となります。
お金を貸した金融機関が受ける損害を
充填するための保険と考えれば、
生命保険ではなく、
金融機関の損害保険と考える方が
ふさわしいのかもしれません。
ですから、一般的な生命保険では、
保険金が支払われると、
所得税・贈与税・相続税が通常はかかりますが、
団体信用生命保険の場合は、
遺族にはかかりません。
そのかわりに、
支払っている団体信用生命保険料は
所得税控除の対象にはなりません。
0.2%の金利負担分は、
3%強の返済額でまかない、
保険会社も儲けるためには、1%以下、
つまり、100人に1人以下の事故率
という計算でしょうか。
欧米では、一般的な住宅ローンは、
不動産の価値を担保にした
モーゲージローンが一般的ですが、
日本の住宅金融においては
不動産の価値はどうでもよく、
保険で貸し付けの信用が
決まっているということです。
でも、命の価値とは別に、
しっかり家の価値も計算しておくことも
忘れてはいけません。
本日はこれまでです
おうちのはなしからでした。
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。