家づくりこぼれ話!
こんにちは 建物と土地とお金のプロ菅原です。
家を買うって!
事例:7 続きです
キャッシュVS住宅ローン!?
現金がある人のマイホーム購入戦略とは?
住宅ローン控除を活用してマイナス金利を実現!
10年後に完済すれば、メリットだらけのプランに
預金が多いほど優遇されるため、
資金に余裕のある人に向いています。
そして、
この住宅ローンの最大のメリットは
住宅ローン控除を
最大限に活用できることにありました。
松本さんが提案したプランは、
地元銀行の預金連動型住宅ローン。
住宅ローン借入額の50%を
上限として普通預金へ預け入れを行い、
住宅ローンの金利と普通預金金利の差額を
キャッシュバックする、という商品でした。
Gさん夫婦のケースでは、
借入金3000万円、
2段階固定金利型
(当初10年1.1%、11年目以降2.1%)の
住宅ローンを組み、
借入額の50%にあたる
1500万円を預け入れします。
「住宅ローンの金利と
普通預金の金利の差額を
キャッシュバック」という内容なので、
「住宅ローンの金利」
(住宅ローンの金利がかかる
1500万円×1.1%=16万5000円)から
「普通預金金利」
(1500万円×0.001%=1500円)を引いた
16万3500円が毎年キャッシュバック
されるのです。
これによって、
住宅ローンの支払利息は
実質33万円から
キャッシュバック分の
16万3500円を引いた
16万6500円へと軽減されます。
さらに、
住宅ローン控除は
住宅ローン残高全体が対象額となるため、
3000万円の残高があれば
30万円が還付されます。
つまり、住宅ローンを利用することによって、
年間13万3500円(30万円-16万6500円)
が得になる、
マイナス金利が実現するのです。
しかも、
普通預金に預け入れた1500万円は
いつでも引き出すことが可能なので
手持ち資金がなくなる不安から
解消されます。
住宅ローンを組む際には
団体信用生命保険に加入するため、
そのほかの保険内容を見直すことができ、
保険料の負担軽減も可能です。
11年目からは金利が2.1%へと上昇するうえ、
住宅ローン控除がなくなるので、
そのタイミングで
一括返済をすればいい、
と松本さんはアドバイスしました。
これにはGさん夫婦もびっくり。
手持ち資金をうまく活用しながら
あえて住宅ローンを組むことで、
得をするなんて
思いもよらないことだったのです。
お金を借りることで
かえって手元にお金が残る、
戦略的な運用プランでした。
本日はこれまでです
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。