家づくりこぼれ話!
こんにちは
建物と土地とお金のプロ菅原です。
掃除のルール
健やかに暮らし続けるために・・・
どのような物でも、
新しい時にはきれいであったものが、
いずれ汚れや劣化で
見た目も変わります。
手入れが欠かせないことは
もちろんですが、
手入れのもっと基本的なことは
掃除をすることです。
掃除のプロに聞いた
家の掃除のルールを学んでみましょう。
空気は、動く場所
掃除のプロが
エアコンの状況をひと目見れば、
汚れと同時に掃除の状況もわかります。
人の目には見えにくく、
人の健康にも大きくかかわる
空気の動きを、
もう少し
知っておいてもよさそうです。
たとえば、
エアコンの吹き出し口には
多くの埃がたまっていると思います。
これが給気口のフィルターに
溜まっているのであれば、
単純な話で分かりますが、
どうして、
吹き出し口が汚れるのでしょうか。
じつは空気が流れることで、
物の表面には摩擦が生じ、
静電気を帯びます。
小学生の理科の授業で、
プラスチックの下敷きを擦って
髪の毛を逆立てる実験をした覚えが
あると思います。
同じことが、起きているのです。
しかも、
多くのエアコンは
下敷きと似たプラスチックなどの
化学物質でできています。
摩擦による静電気が、
空気中にある目に見えないほどの
軽い塵埃を集め、
積もれば、
やがて目に見える埃になります。
その埃が空気中の水蒸気を含み
水分を得れば、
菌類にとっての温床となります。
同じことが、
さまざまな場所で起きています。
たとえばエアコン周辺の壁が
黒ずんで汚れて見えるのも、
その場所周辺の空気が動くことで
汚れが溜まっているのです。
特に摩擦によって
静電気が発生しやすい
ビニールクロスでは顕著です。
汚れや空気を気にするのであれば、
漆喰や珪藻土などの塗り壁を
予め選んでおくと、汚れにくくなります。
さらに換気システムなどの
ダクトも同様です。
家庭用のものではコストもあって
塩ビ製のパイプを
使用しているケースも多くあります。
長い年月の間には
塵埃が溜まることは、
間違いないでしょう。
その時には、
誰がどのように掃除を
するのでしょうか。
本日はこれまでです。
おうちのはなしからでした
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。