家づくりこぼれ話!
こんにちは 建物と土地のプロ菅原です。
「家をつくる」ということ
おうちのはなし! しませんか
どうして家を?
みなさんが家を建てるきっかけとして、
いろいろな動機があげられることが多いのですが、
調査機関によって、その答えもまちまちです。
そこで今回は、平成30年に国土交通省が行った
『住生活総合調査』データから見てみましょう。
最近5年以内に住み替えた実績のある世帯と、
今後5年以内に住み替える意向をもっている世帯を分けて、
その目的が発表されています。
今後5年以内に住み替え意向の世帯
広さや部屋数 42.3%
使いやすさの向上 31.9%
新しさ・きれいさ 27.4%
性能の向上省エネ性など 22.7%
住居費負担の軽減 21.6%
通勤・通学の利便 20.3%
高齢期の住みやすさ 18.5%
日常の買物、医療などの利便 16.2%
災害に対する安全性・治安 14.9%
子育てのしやすさ 14.6%
家族等との同居・隣居・近居 13.6%
結婚による独立 5.5%
世帯からの独立 単身兼任、離婚など 2.3%
最近5年以内に住み替えた世帯
通勤・通学の利便 35.9%
広さや部屋数 21.8%
世帯からの独立 単身兼任、離婚など 18.6%
新しさ・きれいさ 16.6%
結婚による独立 14.5%
住居費負担の軽減 13.5%
家族等との同居・隣居・近居 12.0%
使いやすさの向上 11.1%
日常の買物、医療などの利便 10.5%
子育てのしやすさ 9.5%
高齢期の住みやすさ 7.3%
災害に対する安全性・治安 6.3%
性能の向上省エネ性など 6.1%
要望をもって家を
住み替えようとする意向世帯と、
すでに実際に
住み替えを果たした実施世帯では、
想像以上に差異があります。
意向世帯のトップにある、
「広さや部屋数」、「使いやすさ」、
「新しさ・きれいさ」、「性能の向上」は、
そのまま新しい家への要望のように聞こえます。
パンデミックで外出が禁じられている家庭の中で、
同様の話が交わされていても不思議ではありません。
一方、実施世帯では、
「通勤・通学の利便性」がトップで、
その後に意向世帯と同じ
「広さや部屋数」、
「新しさ・きれいさ」に混じりながら、
「世帯からの独立」、「家族との同居」など、
現実的で、直接的な目的で住み替えに至った様子が見えます。
いわば、意向世帯としての希望が、
現実的なきっかけが与えられたことで
住み替えに至ったかのようです。
トップの「通勤・通学の利便性」は、
たまたま良い物件に出会ったと考えれば
わからないではありません。
しかし、パンデミックの時代を経験している
今の私たちの目で見れば、
もうすでに過去の調査のようにも見えます。
そして、実施世帯の会話のテーブルには、
少なくてもこれらの話題が
上がっていたであろうと想像されます。
では最近、家族の間で、
どのような「おうちのはなし」をされていますか?
本日はこれまでです
おうちのはなしからでした。
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。