家づくりこぼれ話!

こんにちは 建物と土地のプロ菅原です。

 

 

「家をつくる」ということ

 

子どものために

 

『新性格総合調査』の住み替え実施世帯の

現実的な目的の項目を見ると、

家族構成の要因も大きく思えます。

 

 

たとえば、

 

子どもを産みたい、

 

子どもが生まれた、

 

そして学校に通うようになった、

 

独立して家を出るようになったという要因です。

 

 

実際に調査内容にも、

子育てに関する調査項目があります。

「住居及び居住環境に関しての

子育てのために最も重要と思う項目」(平成25年)で、

親が子供のために整えてあげたいと思う内容が分かります。

 

 

住居及び居住環境に関して          

子育てのために最も重要と思う項目      

 

住宅の広さ          14.0%  

 

家族の集いや交流を促す間取り  13.9%

 

住宅と周りの防犯性      11.9%

 

幼稚園、小学校などの利便   10.9%

 

託児所、保育所などの利便            7.4%

 

子どもの遊び場、公園など         6.6%

 

まわりの道路の安全性                 6.1%

 

遮音性などの住宅の性能           5.9%

 

子どもの部屋の確保                 5.3%

 

小児科などの医療機関の利便  4.9%

 

緑、水辺などの自然環境        2.7%

 

近隣やコミュニティとの関わり   2.5%

 

親や親戚の住宅との距離      2.3%

 

子育て支援サービスの状況    1.2%

 

塾や習い事教室などの充実   0.2%

 

 

この中で、

特に目をつけておきたい項目は、

子ども部屋を確保することに対する

意識が低いことでしょうか。

 

 

子ども部屋はあればよい

というものではなく、

 

 

家の広さや間取りの中で

居場所が確保されていることの方が

大事だと考えているようです。

 

 

家族の間で「おうちのはなし」があれば、

おそらく子どもの話題も多くかわされていると思います。

 

 

家族療法

 

子供は成長の過程の中で、

さまざまな事案を抱えることがあります。

 

 

たとえば、不登校の事態が起きると、

家族の間で話し合うことも増えるでしょう。

 

 

じつは、そんな不登校の子ども達に対して、

アメリカで開発された臨床心理学の

「家族療法」というカウンセリング法があります。

 

 

この療法の中でも、家は大きな役割を果たします。

 

 

不登校や家庭内暴力を含めた子どもたちの悩みは、

原因が子どもだけではないことの方が普通です。

 

 

ですから、

子どもへのカウンセリングだけでは解決できません。

 

 

また、母親だけでも足らず、

父親を含めた家族全員が揃ってカウンセリングを受けます。

 

 

もしペットを飼っていれば、

ペットも一緒に連れていきます。

 

 

ペットに対する家族それぞれの態度で、

いろいろな側面や、

問題点が見えてくることがあるのです。

 

 

子どもが自分以上に

親がペットを大事にしているように感じたり、

 

 

逆に自分がかわいがっているペットに虐待があれば、

自分がその仕打ちを受けているように感じることが

原因になることもあります。

 

 

こうした家族間の関係を重視して治療に当たります。

 

 

本日はこれまでです

おうちのはなしからでした。

 

 

では、では。

 

「家づくりを通じて、

           ご家族が幸せになるお手伝いをする」

 

私の使命です。