家づくりこぼれ話!
こんにちは 建物と土地のプロ菅原です。
木の実績と実力
長持ちする成分
地球温暖化を眼前に抱えている
私たち人類にとっては、
炭素を蓄えてくれる樹木は、
格好の環境素材です。
酸素を好んで取り入れる動物と、
酸素を吐き出す植物は生態系の中で
とても貴重なパートナーといえます。
その他にも、樹木と動物の生態の差はあります。
動物は動き回るために、
活性な元素である酸素を取り入れますが、
樹木は不活性なため動き回りません。
そのかわりに、とても長寿で大きく育つ生物です。
でもたとえ不活性で動けなくても、
大きくなればなるほど
エネルギー量は必要です。
そのために樹木は生きながら、
中心部から生命活動を停止しています。
つまり中心部は死んで、
エネルギー消費を抑えているのです。
ところが有機物である生命体は、
通常は死ぬと生態を維持できなくなり、
腐敗したり、虫に食べられることになります。
これを避ける役割も
リグニンが担っています。
木材の中心部が赤く変色しているのも、
このリグニンのためです。
つまり樹木は、
死んでも残せる仕組みを、
自然の中で作り上げているのです。
じつは、このリグニンの分子構造と
似ているのがダイオキシンです。
塩素系のごみを焼却した時に発生し、
猛毒といわれる物質です。
自然の中では
分解されないともいわれるほど
やっかいな物質ですが、
逆にそれだけ丈夫な物質でも
あるということです。
自然が生み出すか、
人間が生み出すかによって、
猛毒となるか、無害となるかの差を、
象徴してくれているような話です。
本日はこれまでです
おうちのはなしからでした
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。