家づくりこぼれ話!
こんにちは 建物と土地お金のプロ菅原です。
木の実績と実力
木材実力を活かす乾燥
樹木を丈夫にしているのは、年輪です。
夏と冬で成長が違うので、
年輪ができることは
多くの人が知っていることですが、
本当の成長期は実は若葉が茂る春です。
年輪の柔らかいところを春材というのは、
このためです。
そして材として一律のものよりも
積層されたものの方が強さが増します。
たとえば、バネでも同様で、
一枚のものよりも
重ねた方が強いバネになります。
年輪は樹木の中で、
この役割も果たしているのです。
そうでありながら、
腐ったり虫に食われたりする
木材もあります。
樹木が本来持つ利点を生かすためには、
人間が上手に使いこなす必要があります。
そのための究極のコツは、
一にも二にも、
乾燥させることにつきます。
腐食や虫食いの原因は
腐朽菌やシロアリが生息ための
湿気があることが条件です。
乾燥していれば、
その心配の多くは解決します。
さらに木材は
含水率が30%以下になると
強度が増すという特性があります。
乾燥すれば木材は
丈夫になるのです。
また、乾燥すると木材は縮みます。
板状になった木材が
乾燥すると変形するのは、
こうした繊維の方向によって
縮み方が違うことが原因です。
ですから、一度乾燥させた木材は、
変形しにくくなります。
つまり、
腐食・虫食い・変形・強度
のいずれの問題にも、
乾燥することひとつで
対処ができるということです。
本日はこれまでです
おうちのはなしからでした
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。