建てるのは誰? 実際の打ち合わせ!その2
こんにちは 建物と土地のプロ菅原です。
では、昨日の続きですよ。
実際の打ち合わせですが
他人に考えを伝えるのは難しいものです。
頭の中で思い描くのは
簡単なのですが、
それを言葉にして
わかってもらおうとしても、
なかなか伝わっていません。
もちろん、
そこを的確にヒアリングしてくれる人が
担当者であれば文句はありませんが。
この段階で
自分の要望とプランがあっていれば、
こちらの予算を提示しましょう。
要望があっていなければ
もう一度要望を伝えて、
修正してもらい予算を提示します。
予算オーバーであれば、
どこを変更すれば予算内に収まるか、
検討してもらってください。
ここまでの間で、この施工業者とは
何か話がかみ合わない、ずれている、
と違和感を感じてしまったら、
その施工業者は選択肢から外してください。
せっかく打ち合わせを進めた相手ですが、
小さな空回りはやがて大きなひずみにつながるものです。
見切りをつけるならば、
早いほうがお互いのためです。
また、施工業者からの説明の中に
わからない用語が出てきたら
どんどん質問しましょう。
施工業者の中には
素人がわからない専門用語を使い、
勝手に話を進めようとする人もいます。
そんな手には
絶対に乗らないでください。
相手の説明するがままになるのではなく、
自分の納得がいくまでは、
何度でも質問をくりかえしましょう。
そうした毅然とした態度をとっていれば、
相手も、
「この人の仕事は気が抜けないな」
と感じるものです。
絶対忘れていけないのが、
議事録を取るということです。
良心的な業者ならば
何もいわずとも
毎回の打ち合わせの内容を
複写式の用紙に書き取り、
控えを渡してくれます。
私の仕事の場合、これを
「言葉の領収書」
と名付け、毎回の打ち合わせの終了時に
必ず施主に渡すようにしています。
人間の記憶というのは
実にいい加減なものですし、
話しているうちに
思わぬ展開を見せたりもします。
言った言わないでもめることは
多々ありますから、
必ず何らかの形で
議事録を残すことにしましょう。
あとは、打ち合わせた内容を
設計図に起こしていく作業です。
家一軒の丸ごとの設計図を
起こしていくわけですから、
細部にわたって時間がかかります。
それ相当の覚悟をしておいてください。
その間は休日のゴルフもお休みして、
家づくりに捧げてください。
これからの人生を支える
土台をつくるわけですから、
そのくらいの犠牲は当然ですよね。
ちなみにこの打ち合わせから
設計図作成のまでは、
無料のところも有料のところも
ありますので、
最初の段階で確認しておきましょう。
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。