家づくりこぼれ話!
こんにちは 建物と土地とお金のプロ菅原です。
収納をどうする?
分散収納と集中収納をつかいこなす
床下と小屋裏
マンションなどの共同住宅では難しいことも、
戸建て注文住宅であれば、
工夫をして確保できる空間も
いろいろと考えられますよね。
もっとも単純なのは床下空間です。
もともと、床下には点検のために
潜り込むことができる入り口を
設けなければなりません。
外部から侵入するのは防犯上も不適合なので、
室内に点検口を設置するのが通例ですね。
多くの家では、
キッチンあたりに点検口を設け、
普段は床下収納として使われています。
また、階段の下にも簡単な扉をつけて、
収納することも多くあります。
階段室は1つの空間ですが、
1階でも2階でも面積として
計算されてしまうので、
少しでも利用したいものです。
この時に、
階段下の床を外して基礎内部まで利用すれば、
さらに収納力のある空間として
確保できるようになります。
床下に続いて、
収納として利用したい空間が天井裏ですね。
小屋裏とか屋根裏ともいいます。
例えば、
1階面積の方が2階よりも大きくなる
下屋付きの間取りであれば、
2階の一部の壁に入り口を設ければ、
法律でも記述されている収納ができます。
もちろん、
最上階の小屋裏にも、収納式の階段を設ければ、
まさに集中収納の空間として確保できますね。
また、吹抜を使う手もあります。
1階から2階の天井までの吹抜けよりも、
1.5階分くらいの吹き抜けとして、その半階分を、
小屋裏と同じような収納空間として利用するのです。
これらの集中収納は、
該当する階の半分以下であれば
床面積には計算されないルールになっています。
また、そのためには、
天井高を1.4m以下としなければなりません。
同様に、1.5m以下の天井高であれば
税法上の面積にも算定されません。
さらには、
ガレージをビルトインすることにより、
定められている容積率よりも
大きくすることもできますね。
このような空間を上手に設計する手法を駆使すれば、
同じ床面積でも2~3割も得する空間を確保できます。
確保した集中収納を使いこなせば、
豊かな生活になると同時に、
部屋の中を整理できるかもしれません。
本日はこれまでです
おうちのはなしからでした。
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。