家づくりこぼれ話!

こんにちは 建物と土地とお金のプロ菅原です。

進化する工業化住宅

工業化住宅のはじまり

プレハブ住宅にどんな印象をお持ちでしょうか?

プレハブ住宅といえば、

安晋請の仮設小屋といった印象と、

反面、大手住宅メーカーが手がける、

品質が高く、安心感のある住宅の印象があります。

そもそも住宅が極端に足りない時代に、

より多くの住宅を供給する体制づくりとして、

工業化が始まりました。

その原点となるのは、軽量鉄骨造りの住宅です。

戦後の復興としての国業に鉄鋼の推進があり、

当初は国が建設棟数の保証をしてまで、

軽量鉄骨住宅の推進を図っていました。

また軽量鉄骨による構造は、

ボルトをはずして移築をすることで

再利用が可能であるため、

建設現場などの仮設によく使われてきました。

こうした小屋がプレハブと呼ばれていたことから、

プレハブに対しては

「安かろう、悪かろう」という印象の始まりでした。

世界には軽量鉄骨の住宅というのはほとんどなく、

大きな挑戦でもありました。

残念ながら今でも、

日本人の深く気を愛する気持ちを

払拭できたとはいえないようです。

そもそも

プレハブとは(pre-fabricate:あらかじめ工場生産)

されたという意味であり、

工業化されることのメリットがあったはずです。

工業化住宅の役割

さまざまな製品のかなでは、

工業化が進められることで、

消費者には大きなメリットが与えられてきました。

工業化は日本人の得意とする技術のひとつであり、

GDPで世界3位の地位を築いた

礎であったといえます。

こうした工業化が進められることで

得られるメリットの究極は、

品質の高いものが

安い価格で手に入るということです。

品質が安定し、納期が短くなり、

大量に生産できることは、

最終的にはよい製品を

誰でも使えることになります。

当然、住宅の工業化も

同様の約割を担っているものであるはずです。

しかし、

残念ながらプレハブ住宅メーカーの現状は、

品質こそ誇っていますが、

価格は高くなっています。

本来の生産原価は抑えられていると考えれば、

いわば安い物を高く売ることになっているのが現状です。

それでもプレハブ住宅メーカーが、

住宅の工業化に大きな貢献をしたことに

間違いありません。

じつは住宅の工業化は大手メーカーだけではなく、

業界全体の中で進化し、

今では誰もがメリットを

得ることができるようになっています。

たとえば、その実例を、

さまざまな災禍の中で見ることができます。

たとえば震災などで建てられる仮設住宅は、

大手のプレハブでまかなわれてきました。

しかし、東日本大震災では、

地域の工務店が建てる木造住宅でも

建設が進められてきたのです。

その量とスピードは、

まさに工業化進んでいることの象徴でもあります。

製材された木材から、

これまで大工さんが行っていた

現場での木材の加工は、

すでに全国で800を超える工場で加工されて

現場で組み立てるだけで建てられます。

じつは在来木造のプレハブ化が浸透しているのです。

本日はこれまでです

おうちのはなしからでした。

では、では。

「家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする」

私の使命です。