家づくりこぼれ話!
こんにちは 建物と土地とお金のプロ菅原です。
ちょっとした違いが
大きな性能差を生む窓ガラスやサッシ
窓ガラスの断熱性能も
高まってきている
窓ガラスには
いろいろなタイプがありますが、
ガラスという素材そのものが断熱性能に劣り、
熱が行き来しやすいという特性を持っています。
そのため、
昔ながらのアルミサッシにはめ込まれた
一枚板のガラス(単板ガラス)は、
非常に結露しやすいといえます。
これは
「ドイツで犬小屋に使うガラスが、
日本では住宅に使われている」などと、
さんざん批判を受けました。
住宅先進国のドイツでは、
住宅用に単板ガラスを使ってはいけない
というルールがあるくらいです。
などからガラスをペア(複層)や
トリプル(三層)にするだけで
熱が伝わりにくくなり、断熱効果が高まって、
結露も緩和できます。
しかし、
ガラスを重ねるだけでは十分ではありません。
間にアルゴンガスを入れたり
真空の層を挟んだりしている
高性能な製品が出ていますので、
そうした製品を選択すべきでしょう。
最近では、
トリプルガラスの窓も
お求め安くなってきているので、
断熱はそちらの方がおすすめです。
「窓はあとから取り換えられる」
という誤解
窓と窓枠の断熱はこれほど重要なのに、
家を建てるときに意外と
見落としている人が多いのも事実。
せいぜい「ペアガラス(複層)にしてください」
という注文がある程度です。
住宅会社でも使う製品が限られていて、
「うちの標準はこれです。
ペアガラスだから大丈夫ですよ」
程度の説明しかしてくれません。
どういうペアガラスなのか、
サッシ(窓枠)の素材は何なのか、
施主自身がきちんと確認しなければなりません。
「窓は後から取り換えられるから、
とりあえず安いのをつけておいても問題ない」
という思い込みがあるとすれば、
大きな間違いです。
窓には断熱のほかに、
防水という大きな役割があります。
壁と窓とフレームの防水処理は、
とても大切なのです。
リフォーム時などに
壁にはめ込んだフレームを取り替え、
隙間をきっちり塞いで雨水の侵入を
完全に防ぐ品質の工事を行うのは、
かなり難しい。
窓の交換を禁止しているマンションもありますが、
窓は共有物だから個人で変更してはいけないという
財産権上の問題だけでだけでなく、
施工の不良が起きたら建物全体に影響を与える、
という理由もあるのです。
窓に限らず、
断熱のリフォームは非常にお金がかかるので、
最初にケチらず投資しておくことが、
あとあとオトクになります。
本日はこれまでです。
トクする家づくり損する家づくり からでした
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。