家づくりこぼれ話!
こんにちは 建物と土地とお金のプロ菅原です。
省エネ義務化
2022年6月15日、
参議院本会議で
改正建物省エネ法が成立しました。
これまでは、
2000㎡以上の大規模建物だけに
省エネ化への適合義務化が
課せられていたものが、
2021年4月から、
300㎡以上の中規模建物、
いずれも住宅以外の建物が対象となり、
住宅では大規模・中規模の
届け出義務が課せられました。
同時に、
300㎡以下の建築物は住宅も含めて、
説明義務が課せられます。
そして、
今回成立した法律により、
いよいよ2025年度から
一般住宅を含めたすべての建物に、
より高い省エネルギーを進めた
建物とするよう義務が
課せられることになります。
同法の目的は、
成立した正式名称の中にあります。
その名称は、
「脱炭素社会の実現に資するための
建築物のエネルギー消費性能の向上に
関する法律等の一部を改正する法律案」
です。
地球温暖化に端を発した
エネルギー問題から、
脱炭素への取り組みは、
世界中の国が目指しているものです。
日本も例外ではなく、
日本全体のエネルギー消費量で見ても、
家庭部門は15%あります。
少なく思えるかもしれませんが、
じつは削減目標の割合が最も高いのは、
産業部門よりも家庭部門、
つまり住宅になっています。
いよいよ政府も、
この目標に向かって省エネへの
厳しい舵を切り始めたということです。
コロナによる流通の停滞や、
ロシアのウクライナ侵攻で
木材価格も高騰している折、
さらに工事費の負担が増えると考えると、
住宅取得へのハードルが
高くなりそうな機運です。
しかし、
それほど
悲観するほどのことではありません。
平成28年の省エネ基準では、
仕様によって
断熱性能を確保する方法も示され、
義務化される基準は
決して高いものではなくなっているのです。
工務店は義務も増えて
負担も大きくなっていますが、
消費者は
それほど大きな心配を
する必要もないでしょう。
本日はこれまでです。
おうちのはなしからでした
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。