家づくりこぼれ話!

こんにちは 建物と土地とお金のプロ菅原です。

資産価値のある家

住宅は資産になるのか?

住宅は耐久財なのか、それとも消費財なのか。

人生で一番高い買い物である住宅財産が、

耐久財か消費財かで大きな差があるのです。

財産といわれると、

耐久財と思われてきますが、

消費税がかかることを考えれば、

消費財としか思えませんよね。

なぜ消費財としての考え方が

普及してしまったのでしょうか。

本来の資産価値のある住宅の姿を

考え直しておきたいと思います。

耐久財としての住宅

住宅建設の費用配分も、

近年大きく変化してきています。

設備や仕上げ材などの、

目立つ場所へのコストが多くなり、

逆に設備などの機械は

30年も持たないものがほとんどです。

減価償却と合わせて、

いよいよ住宅が消費財として

扱われる傾向になってきているのです。

それに対して

日本各地にある古民家の

実績を見れば、

木造の柱や梁などの構造は

100年以上で計算して

良いくらい残っています。

確かに年数がたてば、

性能が落ちてランニングコストも

かかる設備機器は、

ゼロに近い価値しかないと思われます。

しかし

構造材に使われている木材は、

安全性が確認されれば

十分に価値があります。

地球環境の時代に

木材資源の貴重性が高まれば、

むしろ、

余計に予算が必要になるかもしれません。

さらには

木材などが風化しているものは、

劣化ではなく、

積み重ねられた年月を含めて

価値が評価される傾向にもあります。

たとえば

50年以上の古材を使おうと思えば、

一般材よりも高価なものです。

古びれた風情をつくるには、

それなりの

コストがかかっているのです。

ましてや

建てるために投資した

職人さんたちの労務費は、

経年によって

減るものではありません。

再建築しようとすれば、

同等以上の費用がかかります。

この労務費まで減価償却するのは、

事業としての考え方にほかなりません。

賃貸住宅よりも

戸建て注文住宅を主に手がけている

建設企業の多くは、

耐久財としての住宅を念頭に置いて

仕事を進めています。

あなたの住宅を財産にするために、

しっかり地域の建設会社と

話し合って計画を進めてください。

本日はこれまでです。

おうちのはなしからでした

では、では。

 

「家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする」

私の使命です。