家づくりこぼれ話!
こんにちは 建物と土地とお金のプロ菅原です。
普通の家と低燃費な家、
どちらを買いますか?
安くて普通の家、高くて低燃費な家、
あなたはどちらを選びますか
ここで質問です。
みなさんはAとB
どちらを買いたいですか?
「A:普通の家、B:低燃費な家」
一般的におおくは、Aを選びます。
なぜなら「家が安い」から。
Bは、断熱性能が高い
「高性能なエコハウス」ですが、
手間とコストがかかります。
「A:普通の家は」
はほんとに安い?
ここで新たな視点を加えてみます。
エネルギーコストは考慮せず、
「初期コスト
(最初に家を建てるときの金額)」
だけに注目した住宅が「A:普通の家」。
一方、
初期コストは A に比べて
高いものの、
エネルギーコストを抑えた住宅。
つまり、
「初期コスト」に加えて
「エネルギーコスト
(30年間の生活で必用な電気、ガスの総額)」
という新たな指標を加味して
設計されたのが
「B:低燃費な家」。
そして、
AとBどちらも
「初期コスト」+「エネルギーコスト」
の総額が等しくなる場合、
あなたはどちらを買いますか?
ここまで説明すると、
私の経験上、
ほとんどの方はBを
選ぶようになります。
なぜならば、
Bの方が高性能で快適な
「いい家」だからです。
Aで消費する電気やガスは
使った瞬間に消えてなくなりますが、
Bの場合は
良質な建物が残ります。
どうせお金を払うなら、
形に残るものの方がいいと
直感的に感じるのです。
A:普通の住宅
初期コスト1,800万円+
エネルギーコスト750万円=
2,550万円
B:低燃費な家
初期コスト2,175万円+
エネルギーコスト375万円=
2,550万円
支払う総額が同じなら?
普通の家を建てる=
30年分のエネルギーも
買う決断をしたということ
私たちが日々分割している
エネルギーコストは、
意外と高いのです。
一般的な
120㎡ぐらいの戸建ての場合、
現在のエネルギー価格で計算すると
平均年間25万円ほどの
光熱費がかかります。
つまり、「A:普通の家」
を建てる場合、
同時に25万円×30年間=750万円分の
エネルギーを買うことになります。
一方、
エネルギー消費量は従来の家の半分で済む
「B:低燃費な家」の場合、
将来のエネルギーコストは
半分ですから、
浮くであろう
エネルギーコスト375万円分を
住宅のグレードアップに使えます。
あたらしい家づくりの教科書からでした
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。