家づくりこぼれ話!
こんにちは 建物と土地とお金のプロ菅原です。
住宅購入適齢期に差し掛かる「Z 世代」
日本国内の人口は
2008年の1.28億人をピークに
年々減少を続け、
同時に少子高齢化が
ますます進行していることは
言うまでもありません。
2021年10月1日時点の人口推計では
65歳以上の高齢者が3,621万人、
高齢者比率は過去最高の
28.9%となりました。
そしてこれから直面するのが
「2025年問題」です。
約800万人の団塊世代が
2025年には後期高齢者(75歳)となり、
医療・介護の逼迫や社会保障費が
増大することが予想されます。
平成中期ごろは、
健康的・行動的で仕事や趣味に対して
意欲的なアクティブシニアを
ターゲットとする
マーケティングが盛り上がりましたが、
後期高齢者ともなれば、
積極的な消費行動に向かう力も
弱くなってくるでしょう。
建替えや住み替えなどの住宅需要も
ほぼ発生しなくなると思われます。
国土交通省の
住宅市場動向調査によりますと、
注文住宅取得世帯の世帯年齢は
年々低下してきています。
2020年度調査では平均42.9歳。
年代別の構成比では30歳代以下が
過半数の52.7%を占めています。
高齢者層の建替え需要が
全面リフォームや
利便性の高いマンションへの
住み替え等の新たな選択肢に
置き換わっている一方で、
結婚や子供の誕生・進学をきっかけに
住宅を購入する若年一次取得層の
需要は根強いです。
少子高齢化によって、
今後も20∼30歳代の人口は減り続け、
それと同時に住宅市場の縮小も
進行することは否めないですが、
新築事業を続けていく上では、
若年一次取得者層を
ターゲットとすることは
欠かせないことになるでしょう。
現在の20歳代後半∼30歳代は
ミレニアル世代と称され、
その下のZ世代も
住宅購入適齢期に
差し掛かりつつあります。
これまでの世代とは異なるZ世代の
特性について理解しておくことは、
住宅のトレンドの変化だけではなく
今後の社会全体の
将来展望にもつながってくるでしょう。
エヌ・アクションからでした
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。