家づくりこぼれ話!

こんにちは 建物と土地とお金のプロ菅原です。

音のインテリア

床材を選び、壁の色を合わせ、

さらにはカーテン・照明器具と

インテリアをコーディネートするのは、

自分の家ならではの楽しみです。

日々の暮らしの中で

いちばん影響を受けるのは

室内環境です。

理想の環境に浸りながら

快適さを感じています。

目に見えはしませんが、

その部屋にある空気も

大切な要素のひとつ。

空気の質、

その中でも今回は

音のインテリアについてのお話です。

音と木の深い関係

音をインテリアするための

住まいづくりには、

さらに大切なポイントもあります。

前にも触れましたが、

音を遮するためには

コンクリートが適していますが、

音をインテリアとして味わうのには

コンクリートは適していません。

味わう音との相性が良いのは、

何といっても木材です。

木材は振動に敏感な材料です。

低音域を中心として、

バランス良く吸収しています。

音をよく反射する空間では

残響時間が長く、

音が重なるようになって

聴きづらくなります。

残響時間が短いと

音に深みが出ません。

内装に木材を使うと、

ほどよい残響時間となり

優しい音が響く空間ができあがります。

世界的にも評価が高まってきた

東京オペラシティの

コンサートホールも、

内装は木でつくられています。

ほかにも木材でつくられた

ホールはたくさんあります。

また、

古民家を利用して

コンサートが開かれるのも、

同じように木材の特性が生かされ

音を楽しむ空間になっているからです。

もっと身近に感じられる

音と木の関係は、

楽器です。

楽器を代表するピアノもギターも

木でできています。

弦楽器は

トウヒやスプルスなどの

針葉樹が使われることが多く、

日本の琴や琵琶には

キリが使われています。

木管楽器や打楽器では

固い広葉樹です。

また、

日本の木材を使うと、

響きにも日本の印象が

出てくるといわれます。

戸建て住宅のほとんどが木造ですが、

少しでも木を活かしてつくることで、

より音のインテリアを楽しむことのできる

住まいづくりが実現します。

本日はこれまでです。

おうちのはなしからでした

では、では。

 

「家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする」

私の使命です。