家づくりこぼれ話

こんにちは 建物と土地とお金のプロ菅原です。

冬は火災が発生しやすい時期です。

火災に対する意識や行動力を高めるため、

11月9~15日の一週間に

火災予防運動が実施されてます。

ところで、みなさんのお宅では

どんな暖房器具を使っていますか?

出火や延焼を防ぐため、

心掛けていることはありますか?

                     

「 秋の火災予防運動 」  

■住宅用火災警報器

住宅用火災警報器の設置は、

築年数を問わず、

全ての住宅に義務付けられています。

寝室と、その寝室がある階の階段への

設置は全国共通ですが、

それ以外の場所にも

設置を義務付けている自治体があります。

良く分からない時は、

自治体のホームページや

消防署で確認しましょう。

電池交換の目安は10年です。

点検用のボタンやヒモを引いても

正常に反応しない時は、

早急に交換しましょう。

■出火を防ぐために

ガスコンロや暖房器具が原因で

出火するケースは多いものです。

ガスコンロを選ぶ際は、

立ち消え安全装置や

過熱防止センサーなどの

安全性能を確認しましょう。

なお、

石油ストーブや

石油ファンヒーターには、

転倒時消火装置や給油時消火装置などの

措置が義務付けられています。

安全装置を備えた製品には

PSCマークがついていますが、

義務化前の製品にはついていません。

個人売買などで

中古品を購入する際は注意しましょう。

■延焼を防ぐために

カーテンやじゅうたんが燃えやすい素材だと、

あっという間に燃え広がってしまいます。

被害の拡大を防ぐには

防炎品が欠かせません。

ちなみに、

防炎品にはカーテン、じゅうたん、

ブラインド、寝具類、衣服類、

襖紙・障子紙等、家具等があります。

みなさん、喫煙する家族がいるなら、

喫煙場所の周辺は防炎品で

守りを固めましょう。

(就寝前の一服を楽しむ方もいますが、

 睡眠前に喫煙すると、

有害物質を体に溜め込む時間が長いため

 他の時間帯の喫煙よりも

健康被害が大きいそうです。

 睡眠の質の低下や睡眠時無呼吸症候群の

リスクが高まるのも心配です。)

■誤作動

住宅用火災警報器を

エアコンの吹き出し口に近くに設置すると、

暖房による急激な温度上昇を

火災と勘違いすることがあります。

誤作動を防ぐため、

吹き出し口から1.5m以上離して

設置しましょう。

なお、

魚などを焼いた際の煙も

誤作動を招くことがあります。

キッチンの住宅用火災警報器は、

調理中の煙が

直接当たらない場所に設置しましょう。

そして、

煙が出る調理をする際は

換気扇などで十分に換気しましょう。

それでも誤作動を繰り返すなら、

煙ではなく熱に反応する

『熱式(定温式)』に

交換した方が良さそうですね。

本日はこれまでです。

では、では。

 

「家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする」

私の使命です。