家づくりこぼれ話!

こんにちは建物と土地とお金のプロ菅原です。

固定価格買取制度(FIT)

の抱える課題

自宅で発電した電気を

どう活用するのか

家で創った電気をどうする?

2012年にスタートした

電気の

「固定価格買い取り制度(FIT)」

というのは、

発電した電気を

電力会社が一定価格で

買い取ることを

国が保証するという制度です。

スタート当初の買取価格は

1Kwh42円(発電設備10Kw未満の場合)

でこれを10年間

保証するというものでした。

この価格は

かなりの大判振る舞いで、

本来の再生可能エネルギーの

普及という目的だけではなく、

投資目的で

悪用されるケースも

多かったようです。

結果、

売り電収入をあてにした

投資家が殺到し、

2014年には

九州電力で消費電力よりも

太陽光発電の発電量が

大幅に上回り、

申請受理を中止するという、

九電ショックが起こりました。

その後買取価格は

徐々に値下がりし、

2022年度は、

1Kwhあたり17円、

2023年度は1Kwhあたり16円。

買取期間はともに10年です。

今では

当初の買取価格の

半分以下に下がったわけです。

2012年にこの制度を

利用した人は、

補償期間10年が

2022年に終了しています。

その後も継続できますが、

買取価格は大幅に下がります。

(2022年1月現在、

東京電力の買取価格は

1Kwhあたり8.5円)。

それでも売電を続けますか?

売電を止め、

夜に家で使う電気を

蓄電池などに貯めて

有効活用するほうが賢い選択です。

国が買取を保証するといっても、

その費用の一部は、

電力会社に支払う電気代に

「再エネ賦課金」

として上乗せされています。

2021年には

1Kwhあたり3.45円です。

仮に

月に450Kwhの

電気を使ったとすると、

毎月1552円が

上乗せされています。

本日はこれまでです。

金持ち父さん貧乏父さんの家づくりからでした

では、では。

 

「家づくりを通じて、

ご家族が幸せになるお手伝いをする」

私の使命です。