家づくりこぼれ話!
こんにちは
建物と土地とお金のプロ菅原です。
電気の引き込み線による
トラブルを防ぐために
電気の引き込み線についてです。
引き込み線とは、
近くの電柱と建物をつなぐ
配線のことです。
日本では架線による送電が
一般的ですが、
・法律や条令等により、
架空引込線が認められていない場合
・電線類地中化協議会において
選定された地中化計画区域
(要請者負担で合意された
地域を除く)の場合
・技術上、経済上及び地域的な
事情などの理由から
架空引込線が不適当と
認められる場合においては、
地中引き込み線(埋設線)
にて送電します。
ところで、
引き込み線による
トラブルをご存知ですか?
よく耳にするのが、
・引き込み線が
隣家の敷地の上を通っている
・引き込み線の取り付け点が
図面と異なる
といったトラブルです。
引き込み線に対する管理責任は
施主にあると思いがちですが、
実は違います。
電柱から引き込み線取り付け点までは
電力会社の財産で、
引き込み線取り付け点から
建物側の配線が
施主の管理下に置かれます。
(この境目を分界点といいます。)
ですから、
隣家とのトラブルは、
本来なら施工業者や配線した
電気業者、電力会社などが
対応すべきものです。
にも拘らず、
「施主が納得した上で
引き渡したから問題ない」
と責任逃れする
業者もいるそうです。
そのようなトラブルに
巻き込まれないためにも、
引き込み線を
どのように設けるのか、
必ず確認しましょう。
なお、
引き込み線の位置が
図面と異なっていたり、
業者任せにしたために
見栄えが悪くて
やり直した事例もあります。
設置場所が悪くて
インターネット回線を
希望通りの場所に
設置できなかった、
という事例もあるので、
心配なら、
引き込み線の取り付け点の
工事の際は立ち会った方が
良いでしょう。
このような
架線に関するトラブルを見ると、
「地中引き込み線にした方が
安心なのでは?」
と思うかもしれませんが、
電力会社によると、
架空引込線の施設が
可能なエリアで
施主が地中引込線を希望する場合、
・地中引込線の所有権は
施主なので、
施主負担で施設する
・地中引込線工事と
架空引込線工事との差額を
施主負担とする
といった対応になるとか。
ただし、
事前調査で地中に引き込めない
と判明した場合は架線になります。
必ずしも
希望に添えるわけではないので
注意しましょう。
本日はこれまでです。
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。