家づくりこぼれ話!
こんにちは
建物と土地とお金のプロ菅原です。
姿勢の良い家
循環器系の経路があります。
それを住宅に例えてみると
どうでしょうか。
たとえば、
住宅の上下水道が
消化器系であり、
空気の換気が
住宅の循環器系です。
水道は新しい水が入って、
汚れた水となって
家から出てゆき、
空気は家中をめぐって
酸素を供給してくれます。
同じように、
人の姿勢を住宅で考えてみるのも
面白いかもしれません。
動物ではあまり姿勢の問題を
聞くことはありませんが、
人の場合は姿勢の良し悪しで
深く健康に
かかわりがあります。
腰痛や肩こりの本当の原因も、
人間が直立二足歩行をしたことから
生まれたことです。
正しい姿勢を取らなければ、
いろいろなところに
負担がかかるのです。
姿勢は、
人の骨格と筋肉の問題ですが、
これを住宅の構造と誰もが
想像できますよね。
では、
構造体の正しい姿勢とは、
どのようなことだと
考えればよいでしょうか。
通常の木造住宅では
柱や梁が、
まさに人の骨格にあたります。
いちばん大事な背骨は、
大黒柱のイメージでしょうか。
そして、その骨格に
筋肉がついていなければ、
地震などの外からの力に
耐えることができなくて、
倒壊する可能性が
出てきます。
骨格や筋肉は、
住宅が存在するためにも
大事なものです。
そのうえで、
姿勢の良い家というのは
骨格や筋肉が、
しっかりと所定の位置にあって
崩れていないことです。
たとえば大国柱は
家の真ん中にあります。
そして1階から屋根まで力の流れが
通っています。
それだけのイメージでも、
背筋が伸びて姿勢の正しいイメージが
湧いてきます。
現代のように
大黒柱のない家でも、
1階と2階でしっかり同じ場所に
壁が載っているのが
姿勢の良いイメージです。
ただ
現代の構造計算の技術は進み、
たとえ姿勢が悪くても
相応の強度が確保できます。
でも、
なんとなく素人が見ても
危なっかしく見えるような家は、
どんなに構造計算で
確認出来ていても
姿勢の悪い家です。
素直な目で見て、
姿勢の正しい家が
良い家になるのです。
おうちのはなしからでした
では、では。
「家づくりを通じて、
ご家族が幸せになるお手伝いをする」
私の使命です。