家づくりこぼれ話!

こんにちは 

建物と土地とお金のプロ菅原です。

借りるのが得か?

建てるのが得か?

持ち家と貸家の損得勘定

人には家が必要です。

誰でもこれまで育った家があり、

そして、

老いて余生を暮らす家がなければ

暮らしてゆけません。

でも、

その家も借りて住むのが

良いのでしょうか、

それとも

建てて住むのが

良いのでしょうか。

この究極のテーマは、

じつは世界の国によっても

違いがあります。

あなたは

どちらを選びますか?

貸家はもうかるのか?

逆に貸家も

事業者たちの気持ちになってみれば

どうでしょうか。

当初の建築費と租税などの経費、

さらには

原状復帰などなどの負担を

当然ながら計算して貸して、

事業として成り立たせています。

自分の身銭を切ってでも、

貸す事業者はありません。

つまり、

賃料の中にすべての費用が

織り込まれている

ということです。

さらに

事業としての収益も、

賃料の中に含まれています。

この賃料の収益は、

おおよそ

10年で元が取れるように

計算しています。

その理由も単純で、

新築から10年以上経つと、

空室が増えてしまうのです。

それでも

元を取り返した貸家は、

全室空き家にならない限り

事業者には大きな利益が

転がり込みます。

また、

貸家を建てる時には、

借入金や減価償却を駆使して、

相続税や所得税の

節税対策を行います。

2015年1月より

相続税の控除額が改正されたので、

その対策として

貸家を建てる人も多くいます。

こうした知恵の多くは、

地主が自ら学ぶよりも

貸家を得意とする建設会社の営業が

教えてくれます。

年間に数万戸の住宅を

供給する大手の企業は、

むしろ戸建て住宅よりも

貸家を得意としています。

そして、

土地を持ち貸家を建てている

多くの地主は、

節税対策のために

何度も貸家を建ててくれる

お得意様です。

しかも

戸建て住宅を細やかに建ててゆく

手間に比べれば、

住まい手が見えない貸家は

手間が少なく効率的です。

これらの背景が、

国際的にも狭くて安普請で

家賃が高いという日本の貸家の

実情を生み出しているのです。

家賃を払いながら

借りて住むということは、

本来は

10年もあれば元を取れるような

建物に住み、

事業者の利回りを

手伝っているようなものです。

まずは、

この点を考えるだけでも、

借りたほうが得であるとは

思えないはずです。

本日はこれまでです。

おうちのはなしからでした

では、では。